秋篠宮家と赤トンボ先生事件の関係を明らかにした情報提供者は語る 「真剣な調査が必要だった。疑わしきは罰せよのゴリ押しは禁物」と

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“つながり自体は「悪」ではない。だからこそ、その先にごく真剣な調査が必要でした。”

秋津さんは「常に確実なデータを」と、紙ベースでの資料収集に徹した(画像は『福井新聞』 2015年3月15日号)
秋津さんは「確実なデータだから」と、紙ベースでの資料収集に徹したという(画像は『福井新聞』より)

弊ブログに新しく設けられた「YOUR VOICE」というコーナー。読者の皆さまの「私だって言いたい!」を言葉で伝えていただこうというもので、さっそく何人もの方がご参加くださっている。

すると、東京都在住のある方から「福井県の方から情報提供があったことで、私たちは悠仁さまのトンボ報道の陰で大きな事件が起きていたことを知りました」と、その勇気ある行動や調査を称えるご意見が寄せられた。

実はそのときのインタビューや記事がきっかけで、筆者は秋津まなこさん(仮名)からいくつか情報の提供をその後も受けていた。読者の方からのお褒めの言葉をお伝えするついでに、秋津さんと少しばかりリサーチに関して雑談を交わすことができたので、記事化のご了承を得てお伝えしてみることにした。

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ーーー秋津さん、いつも本当にありがとうございます。さっそくですが、読者の方も勇気を称えておられた秋津さんの例の「悠仁さまの研究テーマがトンボなら、あの事件との関わりが心配です」という記事。あちらは本当に多くの反響を得ました。あのお話を、広く皆さんに知っていただいた方がよいと思われた理由を、教えていただけますか?

秋津さん: 昨年の夏ごろ、皇族として人として、秋篠宮さまには疑問符のつくような振る舞いが多いことを知るにつれ、福井大学大学院で特命准教授だった “赤とんぼ先生” ことM氏が、事件を起こす前に秋篠宮家と接点を持っていたという事実を、無視できないと思い始めたのです。

そこから調査を始め、勝山市の広報誌によって、実際に県内をアテンドしていた証明がなされました。なぜ勝山市を私的旅行先に選ばれたのか、実際に来られた時の足取り、他の私的旅行先との共通点、M氏の研究論文の内容や経歴、人間関係まで、当時の新聞、県や市の広報など公的資料を読み調べ、勝山市内の知人などに話を伺い、概ね把握できたのではないかと自負しております。

 

―――私がお預かりしたのも膨大な量で、しかも緻密で正確。素晴らしい資料でした。真実を探るため何か調査をするときは勘、行動力、執念、そして辛抱強さが必要ですが、秋津さんはそのすべてをお持ちだと直感しました。

実はYOUR VOICEに「怖いのは情報がデマだったとき。すべてを覆されてしまいますから、十分に気を付けるべき」といったご意見をいただきましたが、秋津さんはとにかく紙媒体の情報にこだわっておられ、ガセなど疑う余地もありませんでした。

秋津さん: ただ、公にしても問題がないだろうと思えることは、事実と証明できることでも、実は調べたことの一割にも満たなかったですね。

 

―――そんなに大量にお調べになっていたんですか!? となると、逆にとことん調べても、どうしても不明なまま…という部分もあるのでは…?

秋津さん: あります。わからないままなのは、近くの市で開催された「水中花火大会」を秋篠宮家が海上から見学された際、その船はどこから調達したものか、費用負担は誰なのか、ご家族以外に誰が乗船していたのか、そして、当時の知事と秋篠宮さまが旅行先を決める前に接点を持ったのはいつなのか、という点です。

実は私もその花火大会会場におりました(笑)。もちろん花火大会にいらしていた事自体が完全秘匿で、メディアにも流れていませんでしたが、花火の開催は例年同じ日で、ご一家の旅程とかぶるため、当時も噂にはなっていました。

秋津さんは、福井県の公式HPに示された情報もくまなくチェックした(画像は『福井県』HPのスクリーンショット)
秋津さんは、福井県の公式HPに示された情報もくまなくチェックした(画像は『福井県』HPのスクリーンショット)

 

「悠仁さまは恐竜に興味をお持ちで勝山市に」とメディア報道されていましたが、県の公報には、当時の知事の呼びかけで来県が叶ったとも書かれていましたから、費用も県が負担したのかもしれません。両者の接点も、この会だろうなと匂わせるものはあるのですが…。

それから、剽窃が問題となった作文にも記してありましたが、秋篠宮家では旅行先で出会った方を宮邸に招く事があるようです。赤とんぼ先生や、事件の被害者である菅原みわさんが招かれたのかは把握できず、さすがに内部告発はないでしょうから、永久に謎のままなのかもしれません。

 

―――なるほどです。「調査できるのはこれで全て」となったところで、弊ブログにご連絡を下さったわけですね。

秋津さん: 勝山は3ヶ月ほどで概ね調査が終わり、概要を2ページの文書にまとめて、実はとある動画配信者さまにメールで情報を送っていました。内容がセンシティブなので、詳細は連絡がついてからと考えていました。昨年10月半ばのことです。

ところが梨のつぶてで、返信も配信もないまま時が過ぎ…。そんな中で、ある方がエトセトラさんを紹介してくださいました。それが昨年の12月でしたね。

 

―――まずはインタビューをさせていただき、続いてMさんと秋篠宮家の関係について深堀すると決めてからは、秋津さんが大量の資料や貴重な情報を次々と提出してくださって…。図書館に頻繁に通われ、ご自身でとことん調べあげた複雑な状況を、理路整然と説明して下さいましたよね。本当に助けられました。

秋津さん:そう言って頂けますと安堵します。じっくりと話を聞いて頂けまして、こちらも感謝しております。

ただ、YouTubeをよくご覧になっている方なら理解して下さると思うのですが、私が提供した調査内容や情報も、二次利用がなされることで、当初の推論や私の思いから徐々に離れて行った気がします。あまりにもオカシイ推論には、「それはありません」と指摘したり、否定したりしたこともあります。

実は、私は自分が提供した情報が独り歩きしていくことの恐ろしさを感じ、事件がワイドショーのような方向に流れた気がして、残念な思いも抱いています。無念な思いを抱え、若くして命を奪われた被害者女性の気持ちや、勝山市の子供達や関係者のことを思うと、とても複雑です。

M氏の指導の下、熱心にトンボの研究に打ち込んでいた被害者の菅原みわさん。その無念さを晴らすためにも…(画像は『福井新聞』のスクリーンショット)
M氏の指導の下、熱心にトンボの研究に打ち込んでいた被害者の菅原みわさん。その無念さを晴らすためにも…(画像は『福井新聞』のスクリーンショット)

 

―――そうですね。意図せず自分の記事が違う方向に引っ張られていくことがある、これは私も本当に苦悩します。しかも、亡くなられた女性のご遺族の目に触れることも想定し、「お嬢様の悔しい思いをせめて晴らすことができれば」と思って書いていたので、心無い言葉に触れたりするたびに胸が痛みました。

秋津さん: ただ、この件をきっかけに “元トンボ博士” のAさんや教育従事者の方もご執筆に参加されるようになり、それは浮き立つ思いになりました。資料を活かしてもらってこそ、調査の意義が出てくるものですから。

高地へ移動するという事実を全国で初めて確認した勝山市。M氏の研究発表の陰に、殺された教え子の女性や地元の小学生たちの貢献があった(画像は『福井新聞』のスクリーンショット)
高地へ移動するという事実を全国で初めて確認した勝山市。M氏の研究発表の陰に、殺された教え子の女性や地元の小学生たちの貢献があった(画像は『福井新聞』のスクリーンショット)

 

―――そして、そういう方々も読者の皆さんも、秋津さんの勇気を称賛し、感謝しておられますよ。反響はとても大きかったのです。私も皇居や赤坂御用地の昆虫に詳しいAさん(元トンボ博士)とお知り合いになることができましたが、それもあの記事のおかげなんです。秋篠宮家にはM氏にビオトープやトンボの指導をしてもらい、悠仁さまを推薦で東大へ…などという案があったように思うのです。秋津さんのあの情報提供がなかったら、すべてがトントン拍子だったのではないでしょうか。有名ユーチューバーさんが、皆さんこの話に注目してくださって。

 

◆波紋を広げるビオトープコンクール締め切り日の延期

―――先日、ビオトープコンクールの締め切り日が延期されたという情報をある方から頂いて、記事を書いたのですが、秋津さんも最初から「これを狙っているのでは?」とおっしゃって、色々と調べられていましたね。その調査内容をAさんとの対談でも使わせて頂きました。

秋津さん:  そうですね。M氏の学士論文はため池絡みが多く、県での仕事自体がビオトープなど環境づくりであったことが引っかかっておりました。

悠仁さまの関心事として、小学生の頃からビオトープのワードは入っておりましたし、昨年はビオトープ作りに励まれていると公表されました。トンボとビオトープ(そして田んぼ)は切っても切れないセットのようなものですし、コンクールの主旨が東大推薦と合致するような気がいたしまして。

ビオトープ管理士はビオトープコンクールの主催団体による民間資格で、二級なら年齢制限もないんです。入札に必要なため、環境省の職員や地方の現業職、それに宮内庁庭園課の人達も持っているのではないでしょうか。生態環境に関心のある悠仁さまも、いずれ目指されるかもしれませんね。

野外学習で千葉県から訪れていた東邦大の学生や、福井県の複数の小学生児童にビオトープを指導していたM氏(画像は『福井新聞』2012年9月7日号より)
野外学習で千葉県から訪れていた東邦大の学生や、福井県の複数の小学生児童にビオトープを指導していたM氏(画像は『福井新聞』2012年9月7日号より)

 

その後、元トンボ博士のAさんも理解と同意をしてくださり、非常に良い情報の共有と理解、連携がうまくとれましたよね。私のリサーチが詳しい方に渡り、そしてエトセトラさんが発信。流れはとてもスムーズでしたよね。

あのコンクールの締切が伸びたことについて、真実がどこにあるのかはわかりかねますが、なにか‥当初の予定が崩れる事象でもあったのでしょうか。締め切り直前、もしくは過ぎてからですよね? 稀有なことで、なんとも不思議ですね。

 

―――そういえば、そろそろ悠仁さまお誕生日の動画を撮影する時期ですね。でも5月はお忙しくされていましたから、一家で田植えなんてとても無理なのでは…。

秋津さん:  例年、お盆の前に悠仁さまの映像を撮っていますが、今年は田んぼではなさそうですね。これが田んぼなら、むしろ「自分でやってないのでは」といわれるだけだと思いますよ。

◆小笠原には「何かがある」と

―――秋津さんはネットの検索では満足しない、とにかく足と頭を使って調べ物をなさっていますね。小笠原諸島のことも、非常によくお調べになられて。

秋津さん: とにかく世界自然遺産であり、北九州市子どもノンフィクション文学賞の佳作を受賞した作文の舞台にもなった小笠原諸島には、「必ず何かがある」と考えました。

私は人と人の関わりより、物や事の方に目をむけますね。まず、旅行に行ったか行ってないかの両パターンから多くの仮説をたて、昨年の終わりから一つ一つ調査し始め、半年以上になりますね。長らく疑問だったある謎を解くものも出てきましたよ。

 

―――さすがですね!

秋津さん:  それらは、後になってピースがハマるパズルのようなものだと思っております。皇族とつながりを持つこと自体は悪ではないので、様々な先入観を省くため、すべては「後になってからわかる」ということを念頭に置いて。

 

―――秋津さんは、反証をあげることにも時間を割いていらっしゃいましたね。

秋津さん: はい。そうではないかもしれないという証拠もしっかりと探すようにしています。「疑わしきは罰せよ」のゴリ押しでは、いずれ落とし穴にはまってしまうことがある。ちょっと調べれば何かが見つかるのは至極当然のこととして、むしろそこから先の調査こそが重要だと思いますので、否定する証拠や他のルートの有無を探すことに時間を割きます。

調べれば調べるほど複雑で、国、都や地方行政も立場によって考えや期待することが異なります。方針ひとつとっても、「揺れている土地なのだな」とわかるのです。

ここが怪しい、誰かが怪しいと範囲を限定して掘るだけでなく、遠くから俯瞰し、広範囲に網をかけ、見落としや取りこぼしがないように絞っていくことも、調査には必要ではないかと私は思っております。

 

―――秋津さんはとても遠慮深く、その情報を下さったときも「私のことは匿名で」と。我こそが手柄を立てたとアピールされれば良いものを…。

秋津さん:手柄アピールって、傍から見てみっともないものだなと強く感じますので(笑)。意味がないですしね。

 

―――それから、悠仁さまがウミガメの赤ちゃんの放流会に参加した、小笠原海洋センターの管理運営にあたるNPO法人の「エバーラスティングネイチャー」さんが、北九州市のTOTO社から助成金を受け取っていた件。そちらも本当に驚きの情報提供でした。ありがとうございました。

秋津さん: 助成金を受けるページを見た当時は、特に重大なこととは思いませんでしたから、NPO法人の資金源の一つとして記憶の片隅に留め置かれていただけです。ところが6月上旬、秋篠宮さまが何故かいち民間企業のTOTOに行かれたと知って…。それで意味を持つ情報に。後になってピースがカチリと収まったと言えるケースですね。

 

◆皇統の問題がエンタメ化…?

―――実はメールで「皇室の問題を、エンタメや芸能誌の感覚で書かないで」とか、「芳しくない話題が出てくるのは、あくまでも1つの宮家。皇室全体の品格を損なわないように」といったご意見をいただくことがあります。ブログの【YOUR VOICE】という新しいコーナーにも先日、厳しいお声が寄せられました。秋津さんはそのあたり、どんな風に感じていらっしゃいましたか?

秋津さん: 皇統の問題を語る際、書く際は、エンタメのようであってはならない、その忠言は傾聴に値すると思います。エンタメは長く記憶に残りません。消費がとても早いのです。一時盛大に盛り上がって、すっと消えてしまう。

 

―――メディアや「アキシン」と呼ばれる人達がミスリードしていることも理由ですが、小室圭さんの一件を「暇を持て余した者がバッシングを楽しんでいる」「陰謀論だ」「嫉妬から来る誹謗中傷だ」なんて言い方をする人もいますね。

秋津さん: もどかしいところですね。皇室にあまり興味のない人達は、「男子が生まれたから」というだけで様々な無体を強いる秋篠宮家の有様に気づくこともなく、秋篠宮家への批判と雅子さまや愛子さまへの苛烈だったバッシングとを、同一視してしまっているようにも見受けられます。

「雅子さまをバッシングしていた者達はどこへ行った?」は、秋篠宮家批判者への定番煽りのようになっていますものね。

確かに「小室圭氏は弁護士になる資格は無い」といきなり言うと、引かれてしまいます。ところが、一橋大大学院の社会人向け夜間コースに入るプロセスが不可解だった、あのあたりから順を追って説明すると、意外と理解してもらえることを私は経験しました。

 

―――バッシング、誹謗中傷というなら、雅子さまと敬宮さまに対しては、もっとひどい卑劣なものが色々と行われていたと思います。

秋津さん: 今も続いていますよね。小泉政権下に進んでいた女性天皇への道は、あと一歩のところで悠仁さま誕生で止まったまま。あの前後に起きた当時皇太子妃の雅子さまや、幼い敬宮愛子さまへの根拠なきバッシングは、苛烈を極めました。

廃太子運動なるものまで起き、それを行っていた人達は現在、秋篠宮さまをお諌めすることもなくただ礼賛しているようです。容姿端麗な上に才女である外交官の雅子さまが、当時皇太子だった徳仁さまとご婚約が内定した時、多くの国民は新しい時代の皇室を期待し、確実な皇室外交を思い歓喜したのではないでしょうか。

その雅子さまが心を病まれ、令和のパレードでは「国民にずっと嫌われていると思っていた」などと勘違いをされ、怯えるほど追い込まれていた模様です。沿道に集まった国民の歓声に、皇后雅子さまは安堵されたのではないでしょうか。

平成期にどんなことが行われてきたのか、なぜ秋篠宮家はここまで批判されているのか、小室問題などひとつの発端に過ぎません。

 

―――メディアまで利用して行われた、雅子さまへの許しがたいバッシング、誹謗中傷。それらを絶対に許さない、一矢報いてやる、といった気持ちで私はこのブログを続けています。

 

◆中学生や高校生にも読んでもらえるように

―――実は少し前、秋篠宮家の女性たちが、スカートや着物でも股を開いて立つ傾向があることを、記事にしたのです。するとメールで「そういう記事はやめたほうが」と忠言して下さる方がありました。

理学博士である西村 泰一先生のご寄稿となる【皇室、徒然なるままに】で、ブログの知的レベルが一気に上がったのだから、それに恥じないようにしなければ、という内容でした。

秋津さん: 西村先生の連載には、これが本物の研究者の思考かと圧倒されていますし、多くの方に「読む」という機会を与えてくださるブログになってきたようですね。

 

―――はい、とてもありがたいことです。さらには「我が家の中学生や高校生にも読んでほしいと思っているので、描写や言葉遣いには気を付けてほしい」というご意見を頂いたこともありました。

秋津さん: 悠仁さまが同世代ということもあり、実はこどもたちも皇室の問題に無関心ではないと感じています。東京大学への入学について、どのような形になるのかと思っているようですよ。

また素敵な大人へと成長された敬宮愛子さまが、女性であるというだけで問答無用で弾かれる。そのような現状は「だから皇室は古い。日本は遅れている」と、若い世代の皇室離れにつながっているように感じております。

今上ご一家は、新しく開かれた親しみやすいお考えをお持ちですよね。それが若い世代にあまり伝わっていない現状は、とても残念です。今こそ、大人は「男系男子にこだわり過ぎて、異常なねじれと権力化が進んでしまった」という問題を真面目に議論していくようにしないと。

 

◆YouTuber運営はきっと難しい

秋津さん: エトセトラさんはYouTuberになろうとは思わないのですか?

―――撮影したり編集したりするだけの時間がないのと、1度人気が出たらずっとそれを維持しなければならないでしょうから、私にはとてもとても…。それにおそらくYouTubeをやったら、自分にとって都合の良いコメントだけ残し、あとは削除したくなると思うんです。でも、それをやってしまうとフォロワーさんの信頼度が下がるという…。

秋津さん: 批判で荒れまくっているものも近寄りがたいですが、都合の悪い話は弾かれ、大絶賛のコメントしか残っていないのも奇妙に感じますものね。

 

―――また、内容に関してちょっと反論や疑問のコメントが入ると、「自分では何も調べていないくせに」とか「ケチをつけるな、アキシン」などと攻撃する人が現れる、ああいうピリピリしたムードが苦手です。反論を寄せる方は、多分ご自分でもちゃんと調べていらっしゃるんですよね。誰もが以前は仲間で、同じ方を向いていたのに、どうしちゃったのかなぁと。いずれにせよ、そういうのが嫌で私もブログのコメント機能をオフにしていますよ。

秋津さん: 発信者においても視聴者においても、「若干の相違も認めないぞ」みたいな空気があるのかな、と感じることが増えてきましたね。でも、私もエトセトラさんの記事の何割かは意見が違うものがありますよ。意見や考え方の相違は当然存在すると思うのです。

それから、私は自分が入手して公表した情報を、どなたが使っても構わないのですが、おかしな方向に変えられて拡散され、無駄に浪費されて消えていく。そのような事態だけは御免被ります。それは意見の相違ではなく、情報の捻じ曲げですから。

その点に関しては、おかしいものはおかしいと、きちんと指摘します。それでNGユーザーとなってしまったチャンネルも。元は私が提供した情報だというのに、メールはスルーされるわ、コメントすれば締め出されるわ、散々でした(笑)。本当に調査をしている人達ならば、その気持ちは汲んでいただけそうなものですが…難しいものですね。

◆悪を追及する側が常に「正義」だとは限らない

秋津さん: また、そもそも論になりますが、悪を追及する側が常に圧倒的正義だとは限らないということを、失念してはならないように思います。鵜呑みや盲信で情報を発信するのは避けるのが賢明ですね。

―――日本ではそうでもないですが、たとえば海外ではインフルエンサーが法律や人の道、常識や道徳に反したことを言ったり書いたりすると、謝罪の文章や動画を求められますね。地球環境保護、自然動物保護など、活動家もどんどん抗議してきます。韓国では自殺に追い込まれる方もいて、情報の信ぴょう性、取捨選択には十分に気を付けていかなければなりませんね。

秋津さん: 最も肝に銘じるべき点はそこなのでしょうね。発信者は各自の責任ですが、世間の信用を大きく損ねることでもあれば、界隈全体が同じレベルだという目で見られてしまいます。今上ご一家にご迷惑がかかるようなことは、絶対に避けてほしいものです。

 

◆取り巻きにも断り切れない善人と、 “越後屋さん”がいる

―――それから、秋篠宮家のいわゆる取り巻きと言われる人々の存在についてですが、利用価値があると見込まれ、担ぎ出されてしまった人と、そうではなくて、自らご褒美を求めてコソコソと動くタイプの人と2種類いると思うのです。その見極めはしっかりと、と思っています。

後者であったら、宮内庁はしっかりとその関係性を把握していると思うのですが、何も報じられていません。秋津さんは、どのように感じていらっしゃいますか?

秋津さん: 私自身もそうでしたが、太郎さんと次郎さんがつながる、というような表現をSNS等で使ってきました。しかし関係性の詳細は不明なわけですね。職務上顔を知っている程度なのか、一方のみが利用して少しだけ良い思いをしようと近づいているのか、全者に利があるのか、虎の威を借る狐のごとく常に侍り犯罪めいたことまで行っているのか、明確にしなければなりません。

一方がとてつもない力を持っている場合ほど、そのつながりは複雑になると思われます。おそらく多いケースとして、片方が嫌々要求に応えているのに、主導的に悪事に加担しているかのように扇情的に発信してしまうのは、問題があります。

 

―――はい、おっしゃるとおりです。「特別なパワーを持つ皇族に何かを依頼されれば、光栄に感じて誰だって舞い上がる。断れるわけがない」と思ってみています。もちろん、悪徳商人の”越後屋”を思わせる方もたまにいらっしゃいますが…。

秋津さん: そのためにも最低でも一次資料は明示し、反証可能な都合の悪い資料も隠さないことが大事かなと。一次資料を基にした憶測を事実とし、それが拡散されていることはよく目にいたしました。即、反証可能です。まず調査する者が、先入観や決めつけは省くべきです。

多くの方が知りたいことは、「何があったのか、何が起きているのか」ということ。菊のカーテンで隠されている事実なのです。「○○が怪しい」と発言し、それが拡散し、具体的には不明なまま宙ぶらりんに。そんな情報がますます増えていますが、広げた風呂敷は畳まねばなりません。

 

◆Twitterの利用者が激減か

―――そういえば、言論統制への反発が高まっていた中、Twitterが『X』に変わりましたね。「青い鳥とともにすべて去っていった」なんて表現もチラホラ見かけます。

秋津さん: 私は卒業いたしました。情報源として、そして発信ツールとして使いたかったのですが、いつの間にかメリットよりもデメリットが遥かに上回っていることに気づかされました。

 

―――少し前、1週間ほどTwitterを休んでそれでわかったことなのですが、Twitterをやめても、ブログのPVには全く影響がなかったんです。考えてみれば、新しい記事をブログに投稿しましたとツイートしても、「センシティブ」扱いでロクに表示されないし、そもそも数ヶ月前からは表示件数が、多くても3,000止まり。「いいね」も激減していたんです。

秋津さん: シャドウバンや凍結も含め、どこからの規制でしょうね。噂通り宮内庁広報室なのか、男系男子派の通報か、はたまた…。都合の悪い真実に触れているようなツイートへの言論統制は、ますます強まっていくようですね。

ただ、TwitterやYouTubeにエンターテイメント要素は不要ですし、爆発的な拡散力も重要ではないと私は思います。拡散力は諸刃の剣ですから。情報の質や内容こそが重要で、いかに本質を突き、一つ一つをより正確に伝えていただくことが肝要だと考えております。後々それが効いてくるかと。

エトセトラさんのブログには、秋篠宮家に皇統を移す危険性を真剣に考えている方達が集まっているように感じますので、そんな皆さまの思いをしっかりと伝えていただき、是非とも、今後に続く方々のための記録となるようなご祐筆の立場を貫いて頂きたいものです。

―――そう言っていただけて恐縮です。肝に銘じてまいりたいと思います。秋津さん、本日は大変ありがとうございます。

(聞き手:朝比奈ゆかり/エトセトラ)

 

画像および参考:
『エトセトラ・ジャパン』悠仁さまが家庭教師と論文で東大か京大に合格するなら… トンボ研究報道にある県民から不安の声

『エトセトラ・ジャパン』【UPDATE】いい加減にしてほしい悠仁さまの「トンボ研究で東大推薦」報道 その陰に置き去りにされ泣いていた「別の教え子たち」の存在

『エトセトラ・ジャパン』悠仁さまにアオウミガメ生態調査を指導した小笠原の保護調査組織 TOTOから助成金を獲得していたことが判明

『エトセトラ・ジャパン』まさか悠仁さまのため特別に? 秋篠宮さまも関わってきた『ビオトープコンクール』締め切りが延期される

『エトセトラ・ジャパン』悠仁さまビオトープにウミガメの可能性も 東京大学基金に100万円寄付して「人工衛星発信器を装着したウミガメの回遊経路調査」に参加とか?