バイクレースMotoGPを夢見ていた14歳の天才 ウーゴ・ミリャン選手が事故死

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ウーゴ選手の事故死にSNSで悲しみが広がる(画像はTwitterのスクリーンショット)
ウーゴ選手の事故死にSNSで悲しみが広がる(画像はTwitterのスクリーンショット)

将来は間違いなくMotoGPで活躍するだろうと有望視されていた、ウーゴ・ミリャン(Hugo Millan)選手が事故により死亡した。弱冠14歳の天才バイクレーサーだった。早すぎる無念の死に、多くのファン、関係者がSNSで哀悼の意を示している。



事故は、スペイン・アラゴン州のアルカニス近郊にある「モーターランド・アラゴン」から現地の25日に伝えられた。国際モーターサイクリズム連盟(FIM)によるサーキット『ヨーロピアン・タレント・カップ』の、第1レースに参戦していたウーゴ・ミリャン選手が死亡という何ともショッキングな悲報だった。

ウーゴ選手はバレンシアのサーキット・リカルド・トルモが主催する『クナ・デ・カンペオネス(Cuna de Campeones)』出身で、今シーズンは6レース中5レースで入賞し、総合順位は2位。このたびのレースは7レース目だった。



事故は2ラップ目の5コーナーで発生した。先頭争いをしていたものの転倒し、ウーゴ選手はコースの中央へ。その後コースの外へ出ようとしたところ、ミリャン・ガルシア選手のバイクに激突された。しっかり安全を確認していたように見えたといい、関係者も「なぜ」と首をひねるような事故だったようだ。

その後、サラゴサ病院に空輸され、ウーゴ選手はそこで息を引き取った。今、大勢のファンやチーム、レース関係者がSNSを介して哀悼の意を捧げている。こちらは、彼を大きく羽ばたかせた『クナ・デ・カンペオネス』のツイートだ。

深い悲しみに満ちた多くのツイートからは、ウーゴ選手の親しみやすい笑顔、楽しい会話、若くてもプロ意識に満ち、努力を忘れない姿勢、そして誰からも愛されていた人間性が伝わってくる。

今年5月には、MotoGP(ロードレース世界選手権)を夢見る若手選手たちの登竜門である『ヨーロピアン・タレント・カップ』がイタリアのムジェロ・サーキットで行われたが、Moto3予選レースの第6戦で、19歳のジェイソン・デュパスキエ選手が事故により亡くなっていた。レーサーの道に進もうとする子供は多いが、そんな我が子を案じる親の気持ちを想像すると大変つらいものがある。こうした悲劇が2度と起きないよう祈るほかない。

(朝比奈ゆかり/エトセトラ)