<洋楽マニア>ザ・フレイ『How to Save a Life』 ボーカルの悲しい実体験をもとにした歌詞が話題に

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自殺してしまった少年を思い…(画像はYouTubeのサムネイル)
自殺してしまった少年を思い…(画像はYouTubeのサムネイル)

人気ドラマの挿入歌に選ばれるなどし、一時大変な人気を誇った「ザ・フレイ」(The Fray)による楽曲『How to Save a Life』。同バンドのボーカルには「救おうとした人に自殺されてしまった」という悲しい過去があるという。



米バンド「ザ・フレイ」のフロントマン、アイザック・スレイドがジョー・キングと共にかきあげたという、コチラの楽曲。ずばりタイトルの意味は「命の救い方」。アイザックは過去に問題を抱える若者が集うキャンプにメンターとして参加し、そこでうつ状態の少年(17)と知り合った。音楽好きの同少年をアイザックなりに見守っていたというが、少年が選んだのは自殺 - 決して孤独だったわけではなく家族や友達もおり心配していたというが、周囲からの「自傷なんかすんなって」「行動を改めないなら、もう友達をやめるぜ?」といった言葉はまったく役に立たず、むしろ本人を追い詰めてしまったそうだ。

この曲は「救えなかった」と嘆くアイザックの心境を表すもので、「僕はどこで間違えてしまったのか」「友達をひとり、うしなってしまった」というさびの部分がなんとも悲しい。

うつを患う人は決して珍しくはなく、一生のうち経験する人は約10人に1人。症状は人それぞれだが、普通の生活を送ることが困難になるケースもある。中には「死にたい」と告白する人、いきなり身辺整理を始めそっと旅立つ人もいるというが、そういう人に必要なのは「共感してもらうこと」「そして症状によっては適切な治療を受けること」と専門家は語っている。

「救う方法を知っていたなら、一晩中でも君といっしょに起きていたのに」という歌詞にも、アイザックの後悔の気持ちがあふれている。筆者の友人も、何年か前に自殺した。大型トラックが通る道に横たわり星を眺めながら迎えた苦しすぎる最期で、やはりうつ状態だったと聞いている。ひたすら深いキズを家族や友達の心に残して旅立ってしまったが、本人はどれほど苦しみ死を選んだのか。そのわずか2日前に電話があり、「良い子だなと思っていたよ」「色々と感謝してる」と言われたのが最後になってしまった。その時点で、様子の異変に気づくべきだった。

ちなみにこの楽曲は2006年にリリースされ、『US Adult Alternative Songs (Billboard)』『US Adult Contemporary (Billboard)』『US Adult Top 40 (Billboard)』で1位を記録。国内外で非常に高く評価され、コロナ禍で再び世界的脚光を浴び、現時点のYouTubeのMV視聴回数はすでに2億回を突破している。

動画:『YouTube』The Fray – How to Save a Life (Official Video)

(Kayla星谷/エトセトラ)

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