<世界旅紀行>『フランス』その2 ルーブル美術館 オルセー美術館 セーヌ川ディナークルーズ

~目標は世界遺産・厳選52か所の制覇~
こんにちは! 『エトセトラ』の朝比奈ゆかりです。今回はパリのルーブル美術館とオルセー美術館、そしてセーヌ川ディナークルーズについてご紹介します。滞在したホテル『レジーナ・ルーブル』から徒歩でまずはルーブル美術館、続いてオルセー美術館へ。その日は日中の長い時間を美術館めぐりとし、夜は申し込んでおいたセーヌ川ディナークルーズに参加しました。
■ルーブル美術館
数年前の初ルーブル美術館見学では手あたり次第じっくりと見てしまい、途中で歩き疲れて足も腰も痛くなり、正直大失敗でした。そのため今回は「ルーブル美術館に行ったらコレだけは見ておけ!」といくつかのサイトで紹介されているものに絞り、館内マップとにらめっこしながら、回る順序も決めてスタートしました。そうしたら、なんともスムーズに回ることが出来ました。ほかの作品だって力作揃いなのに、アーティストの皆様ごめんなさい!!

このピラミッドからエスカレーターで下に降りて、入場します。ここでもやっぱりパリ・ミュージアム・パスが大活躍でした…と言いたい所ですが、もはや観光客は全員これを持っているわけでして、「自分は列に並ばなくてもスイスイと優先的に入れる」と考えている人はガッカリすると思います。「少なくともお財布を広げる手間が省けてちょっと割安かな」くらいに思っておいた方が良さそうです。何しろ入場においてはセキュリティチェックがあり、そこが列をなしているわけです。

スタートはやっぱり「モナリザ」。混雑を避けるため、なるべく早い時間に行くことが大事です。モナリザの胸や腹部をご覧いただけますか? 撮影では発光などしていないのに、どうしても手前の人たちのカメラや顔をガラスが反射してしまいます。これには「ザンネン」といった声があちらこちらで漏れていました。

とにかく歩く、歩く、階段を上る、下りる ― ルーブル美術館は巨大ですから体力勝負になります。「あ、どうしても見たかったのに、~~を見忘れちゃった」ということがないようにお気をつけ下さい。ほとほと歩き疲れた後でどこかの違うフロアに行きたいと思っても、もうグッタリしてしまっているはずです。

歩き疲れた人たちのためのカフェ、「アンジェリーナ」でスイーツタイムです。

ここではモンブランの注文がマストだといいますが、その通りクリームが実に濃厚。美味しかったです。しかしこの「アンジェリーナ」は大人気です。ランチの時間に近くなるほど混み、立って食べるゴチャゴチャっとしたコーナーに通されてしまいます。私は10時半ごろに入店してすぐに座れたのですが、出てきた時は待つ人たちの行列ができていました。

今回、鑑賞、撮影することができた作品たちは<世界旅紀行>Vol.4『フランス』その3でご紹介します。どうぞお楽しみに!
■オルセー美術館

ルーブル美術館を後にし、すぐのレストランでランチ。脚力と体力が戻ってきたことを感じたら、今度はオルセー美術館へ徒歩で移動しました。セーヌ川を渡ればすぐです。ルーブルを堪能したからもう満足、オルセーはサブ的な感じで、などと捉えていたらこれが大間違い。オルセー美術館は「あ、これ美術の教科書で見たことがある」、「この絵のカレンダーがうちにあった」そんな感動の連続でした。

オルセー美術館の中はとても面白い造り。1900年のパリ万国博覧会開催に合わせて建設された、オルレアン鉄道の「オルセー駅」とホテルを兼ねたものであったそうです。中ではとにかく迷子に注意してください。誰もが夢中に作品を見つめているし、混雑しているため、子供などは特に迷子になりやすい気がします。
オルセー美術館の時計はスケルトン、真裏で記念撮影する人も

今回、鑑賞、撮影することができた作品たちは<世界旅紀行>Vol.4『フランス』その3でご紹介いたします。どうぞお楽しみに!

歩きすぎましたが、なおも徒歩でホテルに戻りベッドにゴロン。しばし休憩です。この後はとても楽しみにしていたセーヌ川ディナークルーズです!
■セーヌ川ディナークルーズ(by バトー・ムシュー/Bateaux Mouches)

たくさんのツアー会社が扱っています。ホテルのコンシェルジェに当日に申し込んで満席だと断られているカップルをみました。絶対に予約しておく必要があると思います。「現地集合・解散のコース」が料金としてはお得ですが、終了時刻が遅いため「男性と一緒なら」という感じでしょうか。私はパリ・シティ・ビジョン社前に集合~バスで船着場~乗船~下船~パリ市内ホテルへバンで送り届けてくれる、VELTRA主催の「セーヌ川ディナークルーズ マリーナ・ド・パリ<送迎付き>」を選びました。


「食事にはハーフボトル分のワインが“無料で”付く」というコースだったのですが、ワインリストを手にウェイトレスのお姉さんが注文を取りに来たため、念のため尋ねてみたら「有料」だそうです。ワインが無料で付くはずだと私は言い、お姉さんはそんなことは聞いていないと言い張るのです。そこにマネージャーさんのような男性が現れて「大丈夫。OK」と言って去って行きました。「日本人客はどうせ文句も言うまい、大人しいに決まっている」と踏んで、そういうことをしているのかもしれません。ちょっと不快に感じました。必ず英語で書かれたバウチャーを持っていくこと、ワインリストを持ったウェイター、ウェイトレスが注文を取りに来たら、逆に「無料のはどれですか?」と聞くようにした方がよいです。

帰りのバンは、米テキサス州から来た男女6名と一緒でした。「定年退職を機にパリ旅行を仲良し3夫婦で」というグループだそうで、それはテンションが高くご機嫌。すごく盛り上がりました。体格もよくて「ねぇ、あれで足りたぁ??」と聞かれました。「私たち普段からものすごく食べるの。量がハンパじゃないのよ。だからあのディナーでは物足りなかったわぁ~~」だそうです。私には魚コースでも十分すぎる量だったのですが、まさにお国柄ですね。

ルーブル美術館やオルセー美術館で鑑賞、撮影することができた作品たちは、次回<世界旅紀行>Vol.4『フランス』その3でご紹介いたします。どうぞお楽しみに!
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(朝比奈ゆかり/エトセトラ)
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