インドで父親が殺害した17歳娘の生首を持ち歩く 「あんな男と交際するのは許さん」
2021年3月7日

娘は自分にとって、思い通りに扱うただの「道具」なのか。インドのウッタルプラデーシュ州ハルドイ県で3日、父親が娘の生首を手に持ちながら、警察署に向かって歩いているところを通行人に通報された。自首するつもりだったとも報じられている。
この事件で逮捕されたのは、パンデタラ村で野菜の行商をしていたサルベシュ・クマール(Sarvesh Kumar)。命を奪われたのは、クマール容疑者の17歳の実の娘だった。逮捕に抵抗することもなく、同容疑者は全ての容疑を認め、すんなり拘留となった。
犯行動機については、「娘が俺の認めていない男と交際していることを知った。部屋で説教しているうちに怒りを抑えられなくなり、娘を殺して頭部を切断した。これは名誉殺人だ」などと話したという。
インドの国家犯罪記録局(National Crime Record Bureau)によると、2019年に女性の身内に対して起きた、いわゆる「名誉殺人」はウッタルプラデーシュ州が59,853件で最多。子供が犠牲になる犯罪の件数も7,444件で最多だという。
(朝比奈ゆかり/エトセトラ)