<世界旅紀行>『エジプト』その3 ナイル川クルーズ4泊の旅

~目標は世界遺産・厳選52か所の制覇~
Day3-Day6 ナイル川クルーズ
いよいよ憧れの「ナイル川クルーズ」でルクソールからアスワンへの旅です。各客室にバスルームが付いた大きなクルーズ船に4泊し、1日3食つきの料金になっています。観光客それぞれのグループごとにツアー・ガイドさんも同行しますが、彼らは船内1階の質素な客室に泊まっていたようです。クルーズの旅のよいところは、大きな荷物や貴重品は客室に置いたまま、小さなバッグひとつで観光に出られることです。乗り心地もよく、コックさんが何人も乗っているのでお食事もナイス。何もすることがない移動中はプールやデッキでくつろぎ、行きかう船や沈む夕陽を眺めるなど景色も最高ですから飽きることがありません。バスの旅も快適ですが、土地を移動してもスーツケースを動かさなくてよい、これはクルーズならではの特権でした。
<ルクソール東岸>
■カルナック神殿
カルナック神殿へは日中と夜の2度訪れました。夜に開催される「音と光のショー」も感動的でした。


一番の見どころとなるのがこれらアメン神殿の「大列柱室」です。高さ21m、直径は3m以上の134本も並ぶ巨大な柱は圧巻で、柱の天頂は開花式パビルス。豪華なレリーフにも保存状態の良さが感じられます。崩壊した部分が散乱し、安全面のせいかロープで隔離されているところもありました。トトメス一世と女王ハトシェプストのために建てられた見事なオベリスクは健在です。



■ルクソール神殿

<ルクソール西岸>
■王家の谷



撮影禁止でしたのでチケットのみしかご紹介できません。そこにはツタンカーメン他3王の墓があり、有名な壁画 「昼の書と夜の書」「死者の書」も見れました。
■エドフ神殿(ホルス神殿)
エドフで下船後は、馬車に乗り換えます。最高の気分でホルス神殿へ!



内部はひんやり。光とレリーフが織りなす魔法のような美しさが印象的でした。

列柱室では上部に注目。ひとつひとつ違うのです。

3000年前にまさかのWi-Fiが…!?

ホルス神はハトではなく鷹だそうです。
またクルーズ船に戻ります。エジプトの有名遺跡はほとんどがナイル川沿いに存在するため、時間的にも労力的にもナイル川クルーズの効率的な旅は超おすすめです。

■コムオンボ神殿


新王国時代のトトメス3世が創建し、ワニの頭で知られるセベク神に捧げられた神殿です。

トト神、ハトホル女神、プトレマイオス13世、バステト女神、ホルス神の姿があります。
この後、アスワン滞在を経てナイル川クルーズとはお別れです。次回はいよいよ長年の憧れだった世界遺産「アブシンベル神殿」とのご対面をお届けします。1泊して夜も朝も楽しんでみました。どうぞお楽しみに!
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(朝比奈ゆかり/エトセトラ)
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