コロナ新規感染者なんと日本が世界6位に浮上 7月下旬からの急激な右肩上がりと五輪は本当に無関係…?

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日本は新規感染者数でなんと世界6位に(データ引用:World Meter)
日本は新規感染者数でなんと世界6位に(データ引用:World Meter)

東京五輪の開催と新型コロナウイルスの急激な感染拡大について、何がなんでも「関係ない」と主張している日本政府。しかし、五輪開会式のために4連休となった7月23日前後、京都の嵐山近くに暮らす筆者の親類は「観光客めっちゃ増えてる。五輪関係者かどうかわからないけど、外国人いっぱいだよ」と怒っていた。本当に両者は関係ないのだろうか。データを紐解いてみれば、何かが見てくるはずだ。



まずは、トップの画像をオリジナルの色でもう1度ご覧いただきたい。『World Meter』というウェブサイトが集めた世界各国の新型コロナのデータを、新規感染者数の順に並べ替えたものだが、それをみると、比較的抑えていると世界から評価されていたはずの日本が、いまや新規感染者数で世界ワースト6位に位置している。死亡率に注目してみても、マレーシアやタイより若干日本のほうが高い(悪い)ようだ。

(表1)日本の新規感染者なんと世界ワースト6位だった
(表1)日本の新規感染者なんと世界ワースト6位だった

続いて、これまでの感染者の累計が日本と近い国は、スウェーデン、ルーマニア、パキスタン、ポルトガル、イスラエルなどであることがわかる。しかし、それぞれの新規感染者数を比較すると、情けないことに日本はダントツのトップであり、パキスタンの3倍強、ルーマニアの40倍にもなっている。

累計の感染者数が日本と近いのは…?
累計の感染者数が日本と近いのは…?

感染者が急増する大きな一因として、どの国でも数日前にあった連休やビッグイベントが挙げられる。大きな人の流れと密ができてしまうからだ。日本の場合は東京五輪、そして7月23日の五輪開会式のために設けられた22日から25日までの4連休がそれに当たるだろう。

政府はあくまでも「五輪は関係ない。デルタ株の感染力が強力だ」と主張しているが、「無関係なはずがない」と多くの人が論じている。そこで、日々の新規感染者数が今の日本と同規模(表1)という国々について、いつ頃から増えたのか、右肩は急激に上がっているのかなどをグラフで見比べてみたい。

タイでは6月下旬から増え始めた
タイでは6月下旬から増え始めた

フィリピンで増え始めたのは8月上旬から
フィリピンで増え始めたのは8月上旬から

そして下が日本のグラフだ。急激な増加をみせたのは7月の下旬。東京では7月27日に前日の約2倍となる2,848人を記録し、翌日には3千人台に。それ以降は垂直のような右肩上がりだ。

日本の右肩の角度が急に上がったのは7月下旬
日本の右肩の角度が急に上がったのは7月下旬

7月の4連休の数日後から急激に感染者数が増えたのは事実だ。殆どの試合が無観客になったとはいえ、人がつい動きたくなってしまう4連休をこしらえたのは五輪開催のため。しかも連日のように選手、選手村や大会の関係者から感染者が出て、最近では警備に当たる警察官のクラスターも話題になっていた。やはり「関係ない」という発言は無責任すぎるようだ。

続いての心配は、五輪閉会式の8月8日の前後が3連休となったこと。そしてIOCバッハ会長が銀座をブラブラと歩き、丸川珠代五輪相が「不要不急の外出かどうかは個人が判断すべきこと」と、それを擁護してしまったことだ。



国民はTwitter、ヤフコメなどで「ああ、そうですか。では私たちもバッハ会長を倣い、不要不急の判断は自分でします。あなたたち政府の決めつけにも従いません」と大炎上。丸川五輪相は国民に対し、とんでもないミスリードをしてしまったものだ。

ちなみに『World Meter』のデータによると、8月10日午後10時現在、世界の感染者数は約204,314,000名、死亡した人は約4,320,000名、回復した人は約183,485,000名とのこと。とにかく効果的で安全なワクチンと治療薬の開発、完成が待たれている。

画像:『World Meter』COVID-19 CORONAVIRUS PANDEMICのスクリーンショット

(朝比奈ゆかり/エトセトラ)

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