新型コロナ感染の建設作業員 重篤な呼吸不全でハシゴから転落死 <クロアチア>
2020年11月19日

クロアチアで暮らしていた51歳の建設作業員が、ハシゴから転落。死亡する事故が起きていたが、その後の調べで意外な事実が判明したと海外メディアが伝えている。
同作業員は、家の建築現場で作業に没頭。ハシゴにのぼり必死に仕事を進めていたが、どういうわけかいきなりバランスを崩し、3メートルの高さから転落した。このとき頭部に裂傷などができたといい、その場で死亡が確認された。
しかしその後の検視により、男性が新型コロナウイルスに感染していたこと、また両肺がひどい状態で急性呼吸窮迫症候群を発症していたことが明らかになった。本人がコロナ感染に気づいていたかについては不明だが、体調悪化に伴い息ができなくなり、方向感覚を完全に失ったとみられている。
「全ての結果を判断すると、男性は新型コロナウイルスが原因で死亡したと考えられる。」
「呼吸が極めて困難になったためハシゴから落下し、そのまま死亡した。」
当局はそう結論付けたという。
転落直前には非常に重篤な呼吸障害が生じ、あたかも溺死寸前のような苦しみを感じていたとみられる同男性。周囲はそれに気づかず、不慮の事故死と考えていたようだ。一緒に働いていた作業員たち、また家族・関係者への感染が確認されたかなどについては、全て伏せられている。
(Kayla星谷/エトセトラ)
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