<世界旅紀行>『トルコ』その3、イスタンブールから少し足を延ばして

こんにちは、『エトセトラ』の朝比奈です。トルコの旅は2度経験していますが、見どころはイスタンブールのほかにも多数あります。
■ギョレメ国立公園「カッパドキア」

トルコの中部ネヴシェヒール地方のギョレメ国立公園の岩窟群は、特に「カッパドキア」の名で世界的に有名です。不思議な形をした奇岩が人々の目をくぎ付けにします。これは火山の噴火により堆積した凝灰石で、長い年月の風化と浸食の結果だそうです。

カッパドキアでは「ダルヴィッシュ・ケイヴハウス」に宿泊しました。朝食は実に気分爽快の庭で頂き、夕食はちょっと外に出ればレストラン街があり、名物の壺焼き料理が頂けます。

空は広大で空気が美味しく、とにかくすべてが新鮮。ここも地球の一部なのかと思うと、不思議な気分になりました。

■気球体験
カッパドキア宿泊者の人気のツアーは、早朝出発の「気球体験」です。せっかく出かけたからには、決してここでケチることなく、是非とも申し込んでみて下さい。左上に赤い気球が2つ見えますか? かなり上空まで連れていってくれるので本当にエキサイティングです。

参加者には、地面にセットされた気球がガスで徐々に膨らむこところから見せてくれます。

気球の高低は炎の勢いをコントロールし操作します。周囲にもたくさんの気球が飛んでいますから、決してぶつからないよう風も意識しながら方向も慎重に操作。カゴに乗る20名ほどの命を預かっているのですから、パイロットさんは真剣そのもので「キャプテン」と呼ぶべき見事なコントロールでした。

空の旅から無事“帰還”するとシャンパンでのお祝いが待っていました!

■クルーズ体験
出発点はヨーロッパ側のエミノニュ。波止場には観光客向けの、あるいは地元民のための大型船から小型船までずらりと並んでいます。1回目のイスタンブールでは王道となるポルポラス海峡クルーズを体験しました。そちらをご紹介したいと思います。

オスマン帝国時代のルネサンス様式の宮殿。ドルマバフチェ宮殿です。

オスマン帝国時代に建設された宮殿がホテルになり、これまで世界中のVIPをお迎えしてきたそうです。

ボスポラス大橋は、黒海からマルマラ海に向かうスポラス海峡に建国50周年となる1973年にかけられました。全長は約1500m。その手前にある大きなステンドグラスの窓が特徴の白亜のモスクは、オルタキョイ・ジャーミィです。

ルメリ・ヒサルは1453年、スルタン・メフメット2世がコンスタンティノープルの戦いに備えて造った要塞です。

終点のアナドル・カヴァウは山の上にあります。ビザンチン時代の城塞です。登ればそこからボスポラス海峡と黒海が両方臨めると聞いて、筆者も頑張ってみることにしました。

※ 2回目のイスタンブール滞在では、地元民が利用するローカルな連絡船に格安料金で乗船しました。途中で「乙女の塔(クズクレシ)」が見えます。灯台、税関、軍宿舎として利用された歴史を持ち、現在はレストランになっているそうです。

対岸ではモスク見学をしました。トルコの人々はモスクをジャーミィと呼ぶようです。中には靴を脱いで自由に入れますが、女性はスカーフか何かで髪を覆う必要があり、基本的にはエントランスすぐに設けられた網のある木造りの部屋にいることになります。よって写真に写っているのはこの通り男性ばかり。女性たちは彼らのように前方に向かって歩くことは許されません。

■アンタルヤ
古代ローマの主たる港町であった時代の遺跡も残されている、トルコの大型リゾート地です。たくさんのヨットが停泊しているオールドハーバーには大型ホテルが建ち並び、「ターコイズ」と呼ばれる美しく透明度の高い地中海を臨みます。夏になると世界各国から観光客が訪れています。

宿泊したのは海沿いのホテル「Dedeman Antalya Hotel & Convention Center」でしたが、その後閉鎖されて「Akra V」として生まれ変わった様子です。

実はアンタルヤの滞在中に暴風雨に見舞われ、その後のプランが完全に狂ってしまいました。石灰棚とヒエラポリス(ともにパムッカレ)、そしてエフェスの遺跡(エフェソス)を見ることなく、アンタルヤでのホテル滞在を延ばさざるを得なくなってしまったのです。そのため「トルコにはまた行かなくては」という思いが強く残りました。

買い物も楽しくて、また必ず出かけたいです。大好きな国トルコ、待っていて下さい!
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(朝比奈ゆかり/エトセトラ)
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