<世界旅紀行>『アフリカ』その3 南ア・ケープタウン観光 テーブルマウンテンに登る!

~目標は世界遺産・厳選52か所の制覇~
4月上旬から12日間で出かけたアフリカ旅行。その1と2ではジンバブエ・ザンビア両国から、そしてヘリコプターを利用して上空からも「ヴィクトリアの滝」を楽しんだことをご報告しました。続いての移動先は南アフリカ共和国のケープタウンです。ケーブルカーでテーブルマウンテンについに登りました。もう大感激です!
ヴィクトリア・フォールズ国際空港からはエアリンク(南ア航空の子会社)を利用しました。


ほんの3時間のフライトですが、ランチとして出されたお食事が美味しくて驚きました。最近キャセイ・パシフィック航空を連続して2度、計4フライト利用していたので(その後については発言を控えます…)、久しぶりに美味しい機内食に出会った気がしました。

もうすぐ南ア・ケープタウン国際空港に到着します。あ、これはいい眺め! 中央がテーブルマウンテン、右に向かってライオンズヘッド、シグナルヒルになります。なかなかこの3つを収めるのは難しいそうです。
ケープタウンはとてもきれいで、観光地としても大人気の都市です。ホテルも大型で誰もが英語を話し、インフラ面も充実しています。為替の関係で、物価がこれまたとても高く感じられます! ヨーロッパの人々がとても多く、地中海のリゾートに遊びに来ているような錯覚を起こしてしまいます。

実は、その後のクルーガー国立公園でのゲームサファリを1日でも多くとりたくて(4泊5日)、ケープタウン滞在は2泊のみとなりました。ああ、見どころ満載なのに足りなかった…正直そう後悔しています。それでもこれだけ楽しむことが出来ました。
■テーブルマウンテン
■ビクトリア&アルフレッド・ウォーター・フロント
■ハウトベイ
■チャップマンズピークドライブ
■ボルダーズビーチのペンギンコロニー
■喜望峰とケープポイント
■オーストリッチ牧場
■人気ワイナリー・レストラン「BEAU CONSTANTIA」でランチ
■コンスタンシアの有名ワイナリー「クライン・コンスタンシア」を見学
宿泊したのは、複合型レジャー施設「ビクトリア&アルフレッド・ウォーター・フロント(略称V&Aウォーターフロント)」からすぐの「ザ・ポーツウッド・ホテル・ケープタウン(Portswood Hotel Cape Town)」です。V&Aでの夕食後に歩いて帰って来られることが魅力でした。

お値段も手頃で朝食も美味しくおススメです。

ケープタウン空港から速攻でこのホテルにチェックインし、さらにUberに来てもらってテーブルマウンテンを目指しました。
<テーブルマウンテン>
■ケーブルカーのチケット
ケーブルカーは必ず予約しておいた方がよいです。公式サイトで午後1時から利用できるアフタヌーン・チケット(往復:R290.00)を購入し、指示に従ってそれをプリントアウトして持っていくだけです。バーコードがしっかりと表示されるよう、はっきりとプリントアウトしてください。小さすぎるとダメです。
午前だけ、あるいは午後だけ、というチケットは終日利用OKのチケットより料金が安く、チケットはある日を指定してそこから1週間有効です。筆者の場合1日目のお昼過ぎにケープタウン空港に到着するので、天気がよければ1日目に行ってしまう。ダメでも2日目の夕方がある。午後に2度トライできると思ったのです。大正解でした。1日目に最高のお天気に恵まれたのです。
さあ、出発です。

それにしても道路はとても混んでいました。天気が良い日はケーブルカー乗り場に向けての道路がめちゃくちゃ混むそうで、最後の上り坂はもうノロノロでした。それでも「午前中はもっと混むんだよ」とUberの運転手さんは言っていました。
■ケーブルウェイのゴンドラは回転式

ケーブルカーでもなく、ロープウェイでもなく、中間を取ってということか(?)正しくは「ケーブルウェイ」と呼ばれています。ものすごい角度で上がり下がりします。ゴンドラはかなり大きく数十人が乗れるので、混んでいるように見えてもすぐに順番が着ます。また、誰もが景色を楽しめるようゴンドラはゆっくり360度回転してくれます。

このケーブルウェイはとても風に弱いため、ちょっとの風でも「運休」となってしまいます。テーブルマウンテンの公式HP(https://www.tablemountain.net/)かアプリをダウンロードすれば、ケーブルウェイの運行状況をたびたびチェックできます。グリーンで「OPEN」となっていれば、よっしゃぁ~~!と最高の気分になります。
所要時間なんてわずか。あっという間に到着です。

■ライオンズヘッド~シグナルヒル、そしてロベン島
とんがっている山がライオンの頭ことライオンズ・ヘッド。そして隣の小高い丘が、ライオンのお尻となるシグナルヒル(Signal Hill)です。そして奥に見える島は、南アフリカ共和国初の黒人大統領となったネルソン・マンデラ氏が長年収監されていた刑務所があるロベン島です。

ケープタウン市街を一望できます。

■山頂はラクちん、まさにハイキング気分
ロープも柵もないですから、本当に崖から下をのぞく時は注意が必要です。

そして、時々こういう裂け目もありますから、おしゃべりに夢中で足を踏み外したら大変です

テーブルマウンテンは、文字通りテーブルのように平らな山頂が続く標高1,086mの山です。山頂は坂もほとんどなく誰もが歩けるようになっていますが、決してなだらかではありません。ゴツゴツした岩を縫うように細い遊歩道が網羅されています。珍しい植物などもあり、まるで飽きません。

ガイドブックに載るほど有名ではないのかもしれませんが、私は逆サイドからの眺めにとても感動しました。アメリカのユタ州やアリゾナ州あたりの大自然を思い出させるものがあります。ただし、ある程度歩かなければこの景色には出会えません。頑張ってください!

岩山でありながらこの息をのむほどの美しさ…。

360度まるで異なる美しい眺めを呈しているテーブルマウンテン。これらを堪能した後、何よりの楽しみは美しいサンセットでした。



帰りもUberを利用しました。海外を旅する時、今はタクシーよりUberが安全です。香港からヨハネスブルクに向かう飛行機の中で、隣の席のお兄さん(ヨハネスブルク生まれの会社員)があれこれアドバイスをくれたのですが、「タクシーは絶対にやめてUberを」とのことでした。値段交渉などする必要もないし、あらかじめ支払いは済んでいるし、重い荷物を持ってくれた時だけチップを渡せばよいのでUberはいいですね。しかも南アのUberはかなり安いと感じました。
■V&Aウォーター・フロントの人気シーフードレストラン「BAIA」
テーブルマウンテンから戻ってきた時、Uberのお兄さんに「ごめんなさい! ホテルではなくV&Aウォーターフロントに止めて」とお願いしました。お腹が空いてしまったのです。「何ていうお店に行きたいの?」とお兄さんに聞かれ、シーフードレストランの「BAIA」だと説明すると、ちょうどよいポイントに車を停めてくれました。

もうお値段度外視!美味しい白ワインとカキからスタートです。

ドドーンと出てきたシーフードの定番プレート!

V&Aウォーター・フロントは映画館や高級ホテルを擁する複合型レジャー施設でショッピングモールも充実していました。お土産屋さん、骨董品や絵画、洋服、生活用品など大小400の店舗が入っています。海辺のレストランはやはりシーフードが人気です。昼間はテーブルマウンテンを眺め、夜は白く光る観覧車がドリーミー。観光客に大人気なのは当然だと思いました。

実は、このシーフードレストランとどちらにするか、とても迷いました。人気の「キーフォー(Quay Four)」です。地元の人はこちらが好きだそうです。次にきたら絶対にココに来たい!そう思いました。

ケープタウンの2日目は、行きたい所だけ効率よく回りたい、ついでにワイナリー併設の有名レストランや、美味しいワインで評判のあるワイナリーを見学したいという気持ちから、ケープタウン市在住のプライベート・ガイドさんに予約を取りました。次回に続きます!
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(朝比奈ゆかり/エトセトラ)
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