「私は老人だ、代わりに死ぬ覚悟で救う」 フェリー船長が川に落ちた女性を救出 <ミャンマー>

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【「命を捨てても救いたかった」(画像はイメージです)】
【「命を捨てても救いたかった」(画像はイメージです)】

長いあいだミャンマーの川を往復するフェリーボートで働いていた船長が川に女性が転落したことを知らされ、すぐさま「ある決断」を下した。



「女性が川に転落したぞ!」

その声を聞きつけた船長(U Myint Aye, 60)は、女性(34)がいる場所を確認。「フェリーボートが女性を巻き込んでは助かるものも助からない」と判断した船長はすぐさま船の方向を転換させ、その作業がすむなり12メートル以上も下の水面に向け飛び込んだ。

勇敢な船長の姿に驚き胸を打たれた乗務員数名も川に飛び込み、船長と力を合わせて女性を救助。女性はひどいショック状態だったものの意識があったといい、船長らに救助されたあと「すぐに病院に搬送された」と現地メディアは伝えている。同女性は「まもなく下船」というときにフェリーボートから降りる準備をしていたというが、うっかりステップを踏み外し、そのまま川に落ちたとみられている。

この船長と乗務員らは勇気ある行為を讃えられ、救出シーンの写真をおさめた立派な額を町から贈られた。

「これまで何人もああやって助けてきたんです。救った人の数も、もう思い出せませんよ。」
「この仕事につき人助けもできたことを、誇りに思っています。」

そう語った船長は40年の勤務を終え、今年退職予定だという。それを前に女性を救ったことについては、以下のように話し話題になった。

「私が川に飛び込んだのは、あの女性を安全な場所に引き上げたい一心だったからです。私は死んだっていいんですよ、もう爺さんですから。でもあのお客様は若い。まだまだ生きてもらわなくてはね。」



(Kayla星谷/エトセトラ)