スポ少サッカーでコーチが5歳児に「ヘタだから辞めて」 真の理由が判明し、ネットでは「わかる気が…」 英

この記事をシェアする
ずっと継続することに意味がある。好きだからこそ頑張れるというのに…(画像はイメージです)
ずっと継続することに意味がある。好きだからこそ頑張れるというのに…(画像はイメージです)

スポーツを通じて子供たちの心身を鍛えようと、地元の保護者や学校の協力と支持を得ながら、多くの人々に親しまれてきたスポーツ少年団。我が子あるいは自分が好きなスポーツを純粋にやらせたいと考えて入会する世界だ。だが、チーム側は実力の底上げや勝敗にやはりこだわってしまうのかもしれない。あるチーム内でトラブルが起きていることを、イギリスの『Mail Online』や『LADbible』などが報じている。



イギリス・リンカンシャー州サウスケステン地区の、ディーピング・セントジェームスという町に暮らすリンジー・トインさん(38)。彼女は今、息子のアーキー・ラッソン=トインくん(5)が所属していた地元サッカークラブの『ディーピング・レンジャーズFC』から、6月8日に辞めるよう求められたとして激怒している。

コーチの説明は、「どうにもヘタなので試合に出せない。U7の5人制ミニサッカーの試合に出場できるのは、各クラブから2チーム10人のみ。補欠の子は大体やる気を失くして辞めてますよ」というものだった。

幼いながらも活動に楽しく参加していただけに、アーキーくんは目に大粒の涙を浮かべ、本当に悲しそうにその話を聞いていた。「試合に出場できないのは構わないです。ただ、サッカーが大好きな息子なので、せめて毎週土曜日の練習には参加させてあげてほしい」と訴えたリンジーさん。しかし、それすら断られたという。

アーキーくんが、幼くして昨年秋にクラブに参加したのも、本人の希望だった。ほかの多くの男の子がゲームに夢中になっているというのに、どうしてもサッカーがやりたいと言ったのだ。健康な5歳児から運動の機会を奪うのは、あまりにも酷だろう。

その後、ある事実がわかってきた。クラブにはキッズを指導するボランティア・コーチが不足しており、ミニサッカーはスタメン10人の世話で手一杯だというのだ。コーチングのための講座を何度も受講し、資格認定テストに合格する必要があるため、保護者のなかで「自分がやります」と勇んで手を挙げる人はそうはいない。

この話がネットで話題になると、人々からは「アーキーくんはかわいそうな犠牲者。でも、コーチ不足になってしまう理由もちょっと理解できる」という声があがった。

欧米には「サッカーマム」という言葉がある。かわいい我が子のサッカーを無我夢中で応援し、どんな所にも付いていき、献身的かつ熱狂的にサポートする母親たちのことだ。試合に勝てば「うちの子が頑張ったから」と言い、負ければ「指導がヘタだから」とあっさりと言うママもいれば、試合の対戦相手を決めるくじ引きで、強豪と一回戦で当たるカードを引いたコーチをジロリと睨むママもいる。彼女たちは本当に気が強いことで有名だ。

「では自分がコーチになる」と一肌脱ぐことが、やはりできずにいるリンジーさん。子供たちにサッカーを教えたいという熱意があっても、サッカーマムがひしめく世界で世話人を引き受けるのは、本当に大変なことなのだろう。「この手の話題は洋の東西を問わず、どこでも起きている」という人も多いようだ。

(朝比奈ゆかり/エトセトラ)

海外仰天ニュースほかにもいっぱい!