英テロ事件で襲撃された女性 18回刺されるも「死んだふりをし斬首されずにすんだ」

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テロ事件を生き延びた人々の証言。(画像はイメージです)
テロ事件を生き延びた人々の証言。(画像はイメージです)

2017年6月に英ロンドンにてテロ事件が発生し、8人の人々が殺害され少なくとも48人がひどい怪我を負った。うち重傷を負ったものの生き延びたカップルが事件当日の様子を回顧 - いかに凄まじくおぞましいテロ事件だったか、またいかに生還したかを明かしている。



恋人と外食した直後にテロ事件に巻き込まれ18か所も刺され重傷を負ったマリーさん(Marie Bondeville)が、中央刑事裁判所にてこのほどこう明かした。

「(激しい暴行を受けている最中に)分かったのです。命乞いをすればするほど、さらに酷い目に遭わされるのだと。なぜなら命乞いをすることで、まだ生きていることが相手にバレてしまうのですから。」
「でもこう思っていました。犯人らは斬首を試みているのだと…。」

またマリーさんを救おうとした恋人オリヴァーさん(Oliver Dowling)も襲われ、マリーさんにとっては激しい痛みよりも「彼が死んだに違いない」という絶望感のほうが耐えがたかったとのこと。それでも激痛に耐え体を丸め、顔を手で覆った状態で死んだふりを続けたことで、犯人はマリーさんを襲うことをやめたもようだ。

一方恋人もほぼ同時に襲われつつ、マリーさんを襲ったテロリストに殴りかかろうとしたとのこと。またその様子を見ているだけの人達にも救いを求めたというが、誰も助けようとはしてくれなかったと語っている。この時激しい暴行を受け頬、肩、さらに胸部に傷を負ったオリヴァーさんは膝から崩れ落ちるように倒れたというが後に警官に救出され、奇跡的にふたりとも生還した。

過去のテロ事件、銃乱射事件などでも、逃げ遅れ重傷を負うも生還した人、もしくは無傷でいられた人の多くが「死んだふりをした」と証言している。間近で撃たれた人が倒れるタイミングで一緒に倒れる、血を自分の服につけて死んだとみせかけるといった機転の有無も運命を分けるというが、マリーさんのようにメッタ刺しにされながらも微動だにせず死んだふりをすることは、想像を絶する苦痛を伴ったようだ。



参照:『METRO』London Bridge survivor ‘played dead’ as terrorist ‘tried to cut off her head’

(Kayla星谷/エトセトラ)

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