コロナ禍で休業が決まったレストランの客 「皆さんで分けて」と30万円を支払う <米>

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たった1杯のビールを出しただけで…(画像はイメージです)
たった1杯のビールを出しただけで…(画像はイメージです)

新型コロナウイルスの感染拡大が、極めて深刻なアメリカ。あるレストランも休業が決まりオーナーや従業員は気落ちしていたというが、ある客の善意に胸を打たれたという。



アメリカ・オハイオ州クリーブランドにあるレストランのオーナー、ブレンダン・リングさんは、新型コロナウイルスの感染拡大を深刻に受け止め休業を決意。しかしその直前に、ある男性客が入店。日本円にして約700円のビールを1杯だけ注文し、その後にカードを使用して支払いを済ませた。

「どうか体に気を付けて。チップとして支払ったお金は、どうか皆さんで分けてください。」

そう言われたオーナーが支払い金額を確認すると、ビールの代金に加え約30万円が支払われていたとのこと。これに腰を抜かしたブレンダンさんは、SNSでレシートを公開。この出来事を回顧し、このように書き込んでいる。

「びっくりして、すぐにお客様の後を追いました。(支払い金額を間違えたのだと思ったのですが)お客様は『間違えたわけではありません』『休業明けに、またお会いしましょう』とおっしゃってくださいました。」
「従業員も私も、この親切なお心遣いに心より感謝しています。」

このとき、店には4人の従業員がいたとのこと。オーナーはありがたくチップを受け取り、しばらくは収入が途絶える従業員と分け合う予定だという。この客の善意につき、従業員のひとりは現地メディアにこう話している。

「私たちは、お金のことを重要視しているわけではありません。でもこのお客様の思いやりに、胸が震えました。」

米国労働省が11月6日に発表した10月の失業率は、6.9%。新型コロナウイルスに感染して死亡した人の数も25万人を超え、まさに地獄のような状態が続いている。そんな中、レストラン休業を決意したブレンダンさん。それでも店を再び開ける日が来ることを、ブレンダンさん、従業員、そして優しい客たちも、心待ちにしている。



(Kayla星谷/エトセトラ)

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