側頭部にヒレ状のアンテナを埋め込んだ男 「気圧も天気の移ろいもダイレクトに脳に伝わる」

スペインのボディアーティスト、マネル・デ・アグアス(Manel de Aguas)さん。24歳の彼は自分自身を人間だと思ったことはない。何か別の生き物に違いないという思いが年々強まっているそうだ。彼の左右の耳の上には魚のヒレのようなアンテナが付いているが、それが彼に「第七感」ともいうべき超人的な感覚を与えているという。
インプラント技術を駆使し、体に様々なツールを埋め込んでいくことを人生の喜びとしているマネル・デ・アグアスさん。大地の振動を肌で感じたいと2017年8月に特殊なヘッドバンドを開発していたが、翌年には耳の上となる左右の側頭部に、骨伝導のためのヒレを埋め込んだ。
フィンの重さは軽そうに見えて500グラムもあり、太陽エネルギーで充電が行われ。Wi-Fiを通じて様々なデバイスと接続することができる。埋め込んで頭蓋骨に接続する施術は、日本の形成外科に依頼したそうだ。
パラボラアンテナの存在ということか、ヒレは頭蓋骨を通じて彼の脳に外の世界の温度、湿度、気圧、振動をダイレクトに伝えてくる。雨が降ることを予想し、ピタリと当てるマネルさん。彼のあまりにも斬新なライフスタイルは注目を集め、2019年6月には有名な『VICE』誌に取り上げられた。
改造により自分たちを人間から一歩進化させよう。そんな思いを胸に自身が創設したのは『TransSpecies Society』という組織だ。そこには、地震の寸前に起きる地鳴りを必ず察知するムーン・ライバズ(Moon Ribas)さんや、頭蓋骨にアンテナを埋め込んだことで、色の持つ音を聴きとれるようになったニール・ハービソン(Neil Harbisson)さんら、その道の有名人が多数いるという。
画像:『instagram』maneldeaguas
(朝比奈ゆかり/エトセトラ)
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