<世界旅紀行>メキシコ・カンクンその2 チェチェンイツァ、セノーテ飛び込みとコバ遺跡も

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やっと出かけました。チェチェンイツァ!(Photo by 朝比奈)
やっと出かけました。チェチェンイツァ!(Photo by 朝比奈)

こんにちは。朝比奈ゆかりです。世界遺産をあちこちめぐる旅に出たくてウズウズしていますが、あとしばらくはぐっと我慢ですね。早く新型コロナウイルスの治療法が確立し、ワクチンが安全だと確認されることを祈るのみです。久しぶりの執筆は、昨年12月末に出かけたメキシコ・カンクンの旅についてお伝えしております。



1988年に世界遺産に登録されたマヤ遺跡で、世界七大不思議の1つでもある「チチェンイツァ」。かなり長いこと出かけたかったのですが、やはり遠いのが難でした。何回も乗り継ぎ、長時間のフライト。飛行機に乗ること自体が年々おっくうになってきて…。

しかもメキシコに行くには米国の空港で乗り継ぐことになり、一旦入国とみなされるため、電子渡航認証システムESTAの申請も必要です。以前のものが期限が切れ、ああまたか、とちょっと面倒くさかったのですが、やっぱり行きたいものは行きたい。ついに昨年12月末から今年の正月まで、メキシコ・カンクン旅行に出かけました。

利用したツアー: 12月30日参加の日帰りツアー
【チェチェンイツァ、セノーテ・イク・キル・コバ・ルーインズ(Chichen Itza、Cenote Ik Kil、Coba Ruins from Cancun)】
所要時間12~13時間(客全員のホテル送迎を含む)
主催:プラヤ・デル・カルメンの観光ツアー会社「Yalku Tours」
※ユカタン州税として、ひとりあたり現金で米20ドルの用意が必要。

■チェチェンイツァ■

観光客が誰もいないように見える、そんな写真を撮ることも可能でした。(Photo by 朝比奈)
観光客が誰もいないように見える、そんな写真を撮ることも可能でした。(Photo by 朝比奈)

マヤ文明最大の神秘と表現されている、ピラミッドの「エル・カスティージョ」。天文学、建築学、数学の知恵が随所に見て取れるのだとか。太陽にパワーを持たせたいと、生きている心臓を捧げた神殿として有名です。

やはり観光の人気は、太陽が真西に沈む春分と秋分となります(残念ながら全然違いました!)。蛇の神が光とともに北の側辺をクネクネと舞い降りる「ククルカンの降臨」は、世界中の観光客を感動させています。

そんなに大きくないピラミッド。ヘビの頭の大きさ、人間が入るとなんとなくわかりますか?(Photo by 朝比奈)
そんなに大きくないピラミッド。ヘビの頭の大きさ、人間が入るとなんとなくわかりますか?(Photo by 朝比奈)

ところで、『ケツァールの鳴き声』と呼ばれる奇跡の反響音のことをご存じでしょうか。このピラミッドの正面に立ち、北から南に向かって叫んだり手を大きく叩いたりすると、「こだま」が発生するのです。

ガイドさんの説明が終わると、誰もが大声で叫んだり、手を叩いたり(Photo by 朝比奈)
ガイドさんの説明が終わると、誰もが大声で叫んだり、手を叩いたり(Photo by 朝比奈)

たとえば手を叩いて大きな音を立てれば、トン、トンといった音がこだまのように返って聞こえてくるのです。でも、あちこち手を叩く人だらけですから、聞こえるも何も誰が立てた音なのかもわからず…。まぁ、気のせいでもそんなのが嬉しい体験となります。

ボールを穴に向かって打ち込む球技場、そして神殿も見て回りました。左右の壁には玉入れの穴があります。古代のスポーツについては最後のコバ遺跡で触れてみました。

神殿こそが巨大でした(Photo by 朝比奈)
神殿こそが巨大でした(Photo by 朝比奈)

お土産屋さんでは、マヤ・カレンダーとチェチェンイツァの置物を購入しました。マヤ文明の暦のお話は、聞けば聞くほど魅了されます。

ずっしりと重かったのですが、やっぱり欲しいと購入を決定(Photo by 朝比奈)
ずっしりと重かったのですが、やっぱり欲しいと購入を決定(Photo by 朝比奈)

古代マヤ文明を語るうえで欠かせないとされるマヤ暦(マヤ・カレンダー、マヤ・ラウンドとも)。紀元前5世紀から始まり、いくつかの種類の暦法が生まれたそうですが、そのなかでこの円形のものは「ハアブ」と呼ばれ、現在でも地方の人々は愛用しているのだとか。

1年間は19か月(20日×18か月、不吉な5日間=1か月)からなると考え、合計すれば太陽暦の365日に一致します。ただしハアブにはうるう年がないらしく、そのため月日が年々微妙にずれていっているのだそうです。

 

■セノーテ・イク・キル■

日本語ではツル、蔦など色々と言われていますが、垂れさがっているのは木の根だそうです(Photo by 朝比奈)
日本語ではツル、蔦など色々と言われていますが、垂れさがっているのは木の根だそうです(Photo by 朝比奈)

ユカタン半島に落ちた隕石によって誕生したためきれいな円形をしており、植物のツルが長く垂れ下がってるセノーテ・イク・キル。チチェンイツァから同じ道路で2kmちょっとと近く、そのツアーにここもセットされていることが殆どであるため、最もメジャーなセノーテがここだと思います。

天井の穴は、大雨などで自然に陥没してできます(Photo by 朝比奈)
天井の穴は、大雨などで自然に陥没してできます(Photo by 朝比奈)

小さな地底湖を聖なる泉として「セノーテ」と呼ぶメキシコですが、紀元850~1250年頃には、干ばつに苦しめられるたびに人間を生贄として捧げ、雨乞いの儀式を行ったとされることから、複数のセノーテで頭蓋骨や人骨が発見されているそうです。

鬱蒼としています(Photo by 朝比奈)
鬱蒼としています(Photo by 朝比奈)

飛込みに挑戦する女性は、アンダーバストがゆるいビキニだとブラが上に上がってしまいますから、ワンピースがオススメです。必ず注意してくださいね。

早く飛び込みたくて仕方がない人たち(Photo by 朝比奈)
早く飛び込みたくて仕方がない人たち(Photo by 朝比奈)

度胸に応じて高さは選べ、多くの人が2度目はさらに高いところから飛び降りてましたよ。

噂を聞いているのか、ワンピースの水着を用意する女性が多いです(Photo by 朝比奈)
噂を聞いているのか、ワンピースの水着を用意する女性が多いです(Photo by 朝比奈)

 

■コバ遺跡■

実は、世界遺産にまだ登録されていないコバ遺跡。ところが、実際に行ってみたら「チェチェンイツァ以上に感動してしまった!」という声が多いようで、筆者も本当に行ってヨカッタと感じました。最後に清々しい体験も待っている、とてもスピリチュアルな遺跡です。

高さはチェチェンイツァよりこちらが上(Photo by 朝比奈)
高さはチェチェンイツァよりこちらが上(Photo by 朝比奈)

古代マヤ文明で約5万人もの人口を誇る都市だったコバ。この遺跡の正式名称は「ノホッチ・ムル」そうで、カンクンからは230kmほどあります。高さ42mを誇り、実はチェチェンイツァよりも高いピラミッドですが、どうかギブアップせず、頂上まで登ってみてください。

登った人にだけ与えられる達成感。よそではなかなか経験出来ない、自分は広大なジャングルに囲まれているんだと実感できる独特の景色に出会えるからです。

疲れるのか、眺望に惚れ込んでしまうのか、しばらく佇み動かない人も多いそうです(Photo by 朝比奈)
疲れるのか、眺望に惚れ込んでしまうのか、しばらく佇み動かない人も多いそうです(Photo by 朝比奈)

ここは世界的にも珍しい、「自由に登ってもよいピラミッド」です。とはいえ雨天でクローズされることがあり、頂上からジャングルの雄大な景色を臨むことも叶わなくなります。旅の楽しさは天候次第だと痛感します。

雲に我が家のペットと同じ、白いワンちゃんを発見(Photo by 朝比奈)
雲に我が家のペットと同じ、白いワンちゃんを発見(Photo by 朝比奈)

極太のロープがあるのは傾斜が35度もあるため。行きはともかく、下りがとにかく急で怖いため。恐らく止まらないまま滑落です。

下る人はまずロープを握りしめています(Photo by 朝比奈)
下る人はまずロープを握りしめています(Photo by 朝比奈)

これは一体何なのか…。ツアーの参加者は誰もわかりませんでした。

ヒップでボンとボールを打ち上げたそうです(Photo by 朝比奈)
ヒップでボンとボールを打ち上げたそうです(Photo by 朝比奈)

なんと昔、人々はこれでスポーツを楽しんだそうです。上の方に丸いリングがあるのがわかりますか? そこに向かってボールを入れると勝利なのですが、手は使えずヒップでボンと打ち上げるんだそうです。

ここにボールを…かなり難しそう(Photo by 朝比奈)
ここにボールを…かなり難しそう(Photo by 朝比奈)

おそろしいのは、負けたチームのキャプテンは生贄として殺され、神への捧げものとなるのだとか。そのせいか、地面にはドクロ(こちらは彫刻)が埋め込まれていました。

ドキッとさせた足元のドクロ(Photo by 朝比奈)
ドキッとさせた足元のドクロ(Photo by 朝比奈)

コバ遺跡をめぐるとあちこちに石碑があるのですが、風化してしまい、まったく読み取れないものが殆どでした。

文字はもう読み取れない状態でした(Photo by 朝比奈)
文字はもう読み取れない状態でした(Photo by 朝比奈)
しっかりと読み取れるこちらは、周囲が金網で保護されていました(Photo by 朝比奈)
しっかりと読み取れるこちらは、周囲が金網で保護されていました(Photo by 朝比奈)

ちなみに、バスを降りてからコバ遺跡のピラミッドまではかなり歩くのですが、急斜面の石段を登るため体力を温存しておきたいという方のために、自転車のレンタルサービスがありました。もっとも地面が所々ゴツゴツしていると聞き、借りる人は3分の1程度でした。

マヤ遺跡の数々、そしてセノーテはいかがでしたでしょうか。次回はカンクンらしい青い空や海、そして宿泊したホテルをご紹介したいと思います。どうぞお楽しみに!



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(朝比奈ゆかり/エトセトラ)

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