60年間顔を洗っていない男性 しかし80歳の今も健康 イラン

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アースカラーと化しているハジさん
アースカラーと化しているハジさん

イラン南部のデイガという村で、ひっそりと独居生活を送っている80代の男性。誰とも会わない暮らしは彼から「清潔さ」という概念を奪っていた。なんと60年以上洗顔をしていないという。



「世界一不潔な男性」と呼ばれることにも、もう慣れっこだというイランのアモウ・ハジ(Amou Haji)さん。村人たちが建ててくれたレンガ造りの小屋もあるが、基本的には自分で掘った洞窟暮らしを好む彼の肌は、暮らしている村の地面と同じ色になっている。いつの間にかアースカラーというカモフラージュの鎧を身に着けていたようだ。

ハジさんは「60年以上顔を洗っていない」という。その言葉からは、少年期まではきちんと洗う習慣があったことがわかる。「洗いなさいよ」と促す家族が何らかの理由でいなくなってしまったと考えられるが、成長とともに次第に洗わなくなり、不潔さや臭さが嫌われて家族が離れていったのかもしれない。そのあたりは明かされていないようだ。

ヤマアラシを食べて生きているハジさん
ヤマアラシを食べて生きているハジさん

興味深いのはハジさんが健康長寿であること。この不潔さは、彼が生きていく上のデメリットにはなっていなかったのだ。病気にさえならずにいるハジさんの日常生活について、わかっていることがいくつかある。

■動物の糞で自作したタバコを吸う。5本を一束にして吸うことも。

■齧歯類ネズミ目のヤマアラシを食べる。腐っていても構わない。

■髪が伸びてきたら髪を火で燃やし、短くする。

イラン人男性の平均寿命が71歳であるのに対し、80代まで医者知らずできているハジさん。一方で先進国の主に若者たちは、清潔すぎて免疫システムが働くチャンスがなく、いつか機能を失うのではないかとすら言われるようになっている。免疫獲得法は「汚いものに多々触れること」。そう話すハジさんから学ぶことはとても多そうだ。



画像:『 schmoozed』Top 7 Facts About the World’s Dirtiest Man (Photo:ryot.org)

(朝比奈ゆかり/エトセトラ)

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