毒1滴で相手の内臓を溶かす 絶滅のはずが毒グモ「グレートフォックス・スパイダー」を発見

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夜行性でカモフラージュの天才とあって、発見は難しかったという
夜行性でカモフラージュの天才とあって、発見は難しかったという

軽く噛まれ毒を1滴注入されたが最後、獲物の臓器は液状化してしまう。それほどの猛毒を持つ毒グモ「グレートフォックス・スパイダー」が、このほど英国のサリー州で発見された。絶滅したと言われていたが、そうではなかったようだ。



英国の南部となるドーセット州とサリー州の3か所で観察されたことがあったが、1990年代になると絶滅危惧種に指定され、まったく姿をみることがなくなってしまったことから、絶滅したと考えられていたグレートフォックス・スパイダー。ところがこのほど、サリー州のある軍事訓練場で再び観察されたという。

この毒グモを発見したのは、野生生物全般を追いかけている自然愛好家のマイク・ウェイトさん(60)。体長が5cmもあるオスとメスの成虫、そして子供もいた。この毒グモはカモフラージュの天才で、巣を作らないことが特徴。昆虫たちをダイレクトに攻撃して毒を注入すると、獲物はあっという間に内臓が液状化して死んでしまうという。

暗闇のなかで動いた虫にトーチの明かりを近づけるというマイクさん。「これはグレートフォックス・スパイダーだ!」と思った瞬間、マイクさんの心は躍ったそうだ。もうじき穴のなかで冬ごもりをしてしまうため、この時期を逃せば発見は叶わなかったであろうという。

英国のクモ研究家たちで組織されている『英国アラクノロジカル・ソサエティ)のニック・ベイカー会長は、「近年で最も興奮したニュースです。素晴らしい快挙といえるでしょう」とマイクさんのこの発見をを褒め称えている。



画像:『Instagram』surreywildlifetrust

(朝比奈ゆかり/エトセトラ)

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