挙式数日前に13歳の“花嫁”をレスキュー 児童婚が深刻なインドで

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13歳という年齢で、妻に選ばれ…。
13歳という年齢で、妻に選ばれ…。

インドで暮らす13歳の少女が、同国の女性団体「女性のためのデリー委員会(Delhi Commission for Women)」のメンバーらに救出された。



少女たちの人生、性、そして尊厳を軽視したこの悪しき風習「児童婚」により、13歳の少女が無理やり家族が決めた相手と結婚させられそうになった。

その情報を得た同団体が、今月5日に同少女の自宅を訪問。予定されていた結婚式の数日前のことだったというが、現場はすでに挙式用に飾り付けがなされ、家族は式に向けて儀式を始めていたという。また新婦として式に出るはずだった少女は、ある部屋に閉じ込められていたとのこと。団体メンバーは少女を救い出し、家族に「この子は何歳なのですか」と質問。それに対し家族は「この子は大人ですよ」「結婚できる年齢なんです」などと真っ赤な嘘をついたという。

その後、団体メンバーらは少女とその家族を署に連行。そこで少女は本音を明かし、「本当は、もっと勉強を続けたかった…」「なのに家族に結婚を強いられそうになったの」と告白した。現在はシェルターにて暮らしており、安全な環境で過ごしているという。少女に結婚を強いようとした家族は現在も取り調べを受けていることから、今後少女との生活再開を許可されるか否かは不明だ。

貧困・社会文化的要因などが絡みあい、今もなくならない児童婚。「将来は何になりたいか」と問われ「お花屋さん」「学校の先生」「パン屋さん」などと日本の子供たちは目を輝かせて答えるが、夢を追うことさえ許されぬまま結婚を強いられ、恋を知る前に母親になる子供たちが今もなおいる。ひとりでも多くの被害者が救出され普通の子供時代を過ごせる日が来ることを、世界中の人たちが願っている。



画像: Swati Maliwal’s Twitter

(Kayla星谷/エトセトラ)

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