児童向けサマーキャンプで260名の新型コロナ・クラスター 全米さすがに震撼 

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合唱あり雑談あり、仲良しはたびたびハグ…これが子供たちのキャンプだ(画像はイメージです)
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隅々まで行きわたらない健康保険制度の問題もあり、質の悪い呼吸器感染症の世界的パンデミックが起きた時の脆弱さにおいては、世界ワースト1だと言われているアメリカ。新型コロナウイルスの収束はまだまだ先のようだ。医療崩壊を考えた時、せめてクラスターを発生させない努力が人々に求められているはずだが…。



米・疾病予防管理センター(CDC)が、7月31日付でショッキングなニュースを発表した。ジョージア州で6月17〜20日の間に開催された児童を対象とするサマーキャンプで、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)のクラスターが発生。6月23日に10代の世話係のスタッフ1名が発熱と悪寒を訴えて感染がわかり、ジョージア州公衆衛生局が報告を受けた。

これに続いて、参加者やスタッフ計597名のうち濃厚接触者と考えられる344名(58パーセント)の参加者について検査を実施。260名(76パーセント)の陽性が判明した。幼いほどに免疫抵抗力が低いのだろうか、年齢別では18〜21歳で33パーセント、11~17歳が44パーセントなのに対し、6~10歳の陽性率が51パーセントと高い。いかに新型コロナウイルスの感染力が強いか、集団生活では防ぎようがないか、そして幼いほどにかかりやすいかなどを、改めて思い知らされたと言えそうだ。

発熱、頭痛を訴える者が6割以上、喉の痛みを訴える者が4割以上いたというこのクラスター。原因については、全員で歌う機会が多く寝食は密、しかしマスク着用の徹底がなされず、十分な換気が行われていなかったことが考えられるという。

「内容の濃い指導をしたい(受けたい)がオンラインでは限界がある」という不満が噴出していることもあり、夏休み後の再開の是非について全米の各教育機関でさまざまな議論が交わされているが、このようなクラスター発生を目の当たりにしてしまうと、再開はまだ時期尚早と考える機関がぐっと増えそうだ。

気になるのは、ジョージア州ではキャンプの直前に感染者が急増していたこと。そんなタイミングでキャンプシーズンが始まったという。まるで感染者急増の折りにスタートした日本のGo Toトラベル・キャンペーンのようだ。



参考:『CDC』SARS-CoV-2 Transmission and Infection Among Attendees of an Overnight Camp — Georgia, June 2020

(朝比奈ゆかり/エトセトラ)

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