白限定なんてクソくらえ! 楽しい珍柄マスクでお互い笑うシンガポールの人々

新型コロナウイルス感染症 (COVID-19)の蔓延で、公共交通機関を利用する人たちの表情が、かつてないほど険しくなっている。「せめてお互い笑顔を忘れずに」とは、今はまったく無理なこと。しかし、笑うことで免疫力が高まるという。そこでシンガポールでは…。
シンガポールの路線バスで楽しい取り組みが始まった。バスに不安そうな表情で乗り込む人たちに「おはようございます!」と元気に挨拶するのは、茶目っ気たっぷりなマスクをした運転士。その話題は22日にFacebookで動画でシェアされ、いっきに拡散した。
大きな口から出っ歯が飛び出しているように見えるそのマスクに、乗客からは「朝から思わず吹き出してしまった」「久しぶりに笑った」という声が。運転士は乗客たちに、新型コロナウイルスもぶっ飛んでいくよう、その調子で1日を元気に明るく過ごしてほしいと心から願っているという。
信号待ちの間を狙って、運転士に北京語で「そのマスクいいですね。どこで買ったんですか?」と尋ねた1人の乗客。答えは「台湾ですよ」だった。「自分も買いたい」と言う乗客に、「いや薦めませんよ。結構みなさん怖がりますから」と運転士。しかし乗客は「じつに素晴らしいアイデアですよ。誰もがみな笑顔になるんですから」と称えている。
強い不安や緊張を感じるようになっている今の私たちの日常。自然に笑みがこぼるこのような話題、写真、動画、テレビ番組をじつは誰もが待っているのだ。
画像:『Facebook』Happy bus captain mask/All Singapore Stuff
(朝比奈ゆかり/エトセトラ)
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