新型コロナ陽性で重症化した女性が出産 昏睡中に産声あがる  <米>

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(医療スタッフも拍手喝采)
(医療スタッフも拍手喝采)

新型コロナウイルス関連の暗いニュースが続き、とりわけ出産を控えるママたちの不安も大変大きいと聞く。「妊婦が出産を前に感染」「新生児が感染」といったニュースも続いているが、困難を乗り越え無事に出産を終えた女性のニュースに米国が沸いた。



米国・ワシントン州で暮らすアンジェラ・プリマチェンコさん(27)は、妊娠33週を迎えたころに体調の異変に気付いた。いきなりの発熱に加え様々な症状が出たアンジェラさんは、3月24日に新型コロナウイルスの検査を受けに病院へ。「陽性」との結果を知ったアンジェラさんは「1日も早く回復しなくては」と願ったが、病状は瞬く間に悪化し、検査から8日が経つ頃には生死をさまようほどに。治療のため一時的に昏睡状態にされたアンジェラさんは人工呼吸器をつけられ、家族の誰もがアンジェラさんの死を「避けられない」と覚悟するようになった。

それでもアンジェラさんとお腹の子の状態をじっくり見守っていた医師団は、「このままではお腹の赤ちゃん共々死んでしまう」と判断。分娩を誘発し、眠ったままのアンジェラさんに出産させた。

その後、アンジェラさんは奇跡的に回復。ようやく目を覚ましたアンジェラさんは、以下のように語った。

「あんなにも急激に体調が悪化してしまうなんて、私も含め誰も想像さえしていませんでした…。」
「でも目覚めると、(あんなに膨らんでいた)お腹が平らになっていたんです! ものすごく驚きました。」

アンジェラさんが知らないうちに出産していた赤ちゃんは女の子で、念のため新型コロナウイルス検査を受け陰性という結果を得たという。その後アンジェラさんもずいぶん調子が良くなり、ICUを後に。その際には医療スタッフがアンジェラさんを囲み、全員が拍手喝采し回復を喜んだ。

その後アンジェラさんは無事に退院の日を迎えたが、予定より早く生まれた赤ちゃんは今も入院中。ウイルスに感染させる可能性があるため、まだ赤ちゃんには会えていないという。

「こうやって元気になれるだなんて、まさに奇跡です。」

そうも語ったアンジェラさんは、病院のスタッフと関係者に深く感謝しながら、赤ちゃんに会える日を待っている。



画像:Instagram

(Kayla星谷/エトセトラ)

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