国際水泳連盟コロナのせいで競技日程が大荒れ 海外の本音は「五輪マジでやるの?」

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国際水泳連盟の競技イベントもスケジュールは大荒れ(画像はイメージです)
国際水泳連盟の競技イベントもスケジュールは大荒れ(画像はイメージです)

夏のオリンピックの花形競技のひとつである水泳。しかし新型コロナウイルスの世界的大流行を受け、国際水泳連盟は今月12日、この先の競技大会ほかイベントを中止あるいは延期とすることを発表した。



本来であれば、毎年恒例の国際的な水泳競技大会やイベントが目白押しというこれからの季節。特に注目が集まっているのは2020年東京オリンピックに向けた予選トーナメントだが、その雲行きがあまりにも怪しくなっている。

もともと中国で開催される予定だった予選トーナメントは、新型コロナウイルスの大流行により舞台をイタリアに移すことが決まった。ところがそのイタリアの感染者数は中国に続くワースト2位となり、数日前から致死率では断トツ世界一という深刻な状況にある。

両国とも予選トーナメントの開催どころではないにもかかわらず、国際水泳連盟(略称:‎FINA)は「オリンピックは『開催』を前提に着々と準備が進められている」と伝えており、とりあえず5月中旬以降に開催をと延期を決めていた。4月20日にそれに関する新たな情報を各方面に発信するというが、関係者からは「あと1ヶ月でこの事態が収束に向かうとは思えない」という悲観的な意見が飛び交っているもようだ。

野球、テニス、バスケットボール、ゴルフ、ホッケーなど世界各地で各種スポーツ競技の本部が大会やイベントの無観客試合、中止、延期を発表し、アメリカのトランプ大統領も「オリンピックは1年延期がいい」と発言。こうした流れは、東京五輪の開催の是非に間違いなく影響を及ぼすことだろう。

海外のメディアにおいても『この夏のオリンピックは開催されるのか』という横文字のヘッドラインがいよいよ増えてきたが、本文を読めば多くが「これだけの悪条件が揃い、これだけ反対意見や慎重論が出ているにもかかわらず、東京は何としても開催すると言い張っている」などと伝えている。

こうなると、誰もが安心して競技に臨み、誰もが安心して観客席から応援する、そんな時が来てから開催したほうが喜ばれるのではないだろうか。「日本は人命よりも五輪開催による経済効果を優先する国」などと言われたくないものだ。

ちなみにニューヨーク、ロサンゼルス、シアトルなどのレストランやバーは今、飲食物の提供はテイクアウトのみの対応となっている。また、数ヶ月にわたるオンライン授業を決定した教育機関も増えてきた。「そこまで神経質にならなくても」との批判も出ているが、専門家は口をそろえて「今は神経質すぎるくらいでちょうどよい。それくらい徹底しなければ新型コロナの蔓延は阻止できない」と語っている。



(朝比奈ゆかり/エトセトラ)

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