アルビノとも異なる「白変種」 密猟者が稀有のキリン2頭を殺す<ケニア>

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「白変種」として有名だったキリンの親子が、何者かに殺される
「白変種」として有名だったキリンの親子が、何者かに殺される

ケニア東部の村に棲み、「アルビノとも違う白変種でとても珍しい」と話題になっていた真っ白なキリンたち。なんと密猟者により銃殺されてしまったという。



ケニア東部のガリッサ・カウンティにあるイシャクビニ・ヒロラ・コミュニティ保護区(Ishaqbini Hirola Community Conservancy)が、大変悲しい出来事を報告した。全身が真っ白だった母親と子供のキリン2頭が、ある村で密猟者により撃ち殺されたというもので、現在ケニア野生生物協会(The Kenya Wildlife Society)が調査にあたっているが、密猟者はいまだ特定されていないという。

きわめて稀有の存在と言われ、動物学から皮膚医学まで多くの専門家の注目も集めていたこのキリンたち。メラニンが先天的に欠乏する遺伝子疾患で瞳が赤く見える「アルビノ」とは異なり、メラニンの生合成は正常で瞳は黒いものの、色素が減少してしまう「白変種」であることがわかっていた。動物界の「白変種」ではホワイトタイガーが有名だという。

2018年に真っ白なキリンたちの写真がインターネットで大きな話題を呼ぶと、彼らを守るために全力を尽くすようになった同保護区。珍しいキリンがいることに誇りを感じていたケニアの人々。そしてアフリカの動物を愛する人々。そのすべてが密猟者によるこのたびの残虐な行為に強い怒りを示している。

母キリンは幼い我が子をよく守りながらも、人間を嫌う様子もなく穏やかな性格だった。この事件によりオスの1頭のみが残された可能性が高いという。



画像:『BreakingNews co.ke』Poachers Kill Kenya’s Popular White Giraffe In Garissa(Credit:Ishaqbini Hirola Community Conservancy)

(朝比奈ゆかり/エトセトラ)

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