「死を意識した」 武漢の男性、新型コロナウイルス感染から回復までの様子を激白 <中国>

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【気になる症状は…。(画像はイメージです)】
【気になる症状は…。(画像はイメージです)】

世界中に感染が拡大している、新型コロナウイルス。重症化しない例、症状が出ない例などもあるというが、世界的にみると死者の数についても「ごくわずか」とは言えない状態になっている。



アメリカでも、多くの店に人々が殺到。缶詰など長期間保存できる食料や水を買いだめ、今後ますます感染が拡大するといわれるなか「これからは極力外出しない」と決め戦々恐々としている人が多いという。

そんな中、1月中旬に武漢市で感染した現地の男性が症状につきメディアに告白。以下のように語った。

「朝起きたら、いきなり全身に痛みを感じたんです。病気に違いないとすぐに思いました。」
「(そこで病院に行くと)すでに患者が溢れている状態で…。防護服を着たお医者さんを実際に見たのは、あれが初めてでした。SARSのドキュメンタリーで見たことはあったのですが…。」

あまりにも患者が多いため、男性の両親は慌てて別の病院に男性を連れて行ったとのこと。そこで検査を受けたところ両肺に影があったことから薬を処方され、「家から出ないように」と指示されたという。自宅では自室にこもり、家族は食料を買い込み外出を控えたとのこと。しかし1週間後には咳が出始め熱もあがったことから、再び病院に向かったという。そこで肺全体の状態が悪化していると判明。それでも「新型コロナウイルスです」という診断は下されなかったという。

1月中旬にいきなり始まった体調不良は、その後21日から26日のあいだがもっとも酷かったとのこと。咳がとまらず、ついには咳をするだけで胃や背中まで痛むようになったという。その頃には死を意識していたというこの男性を心配した兄、そして祖母が見舞い食料を届けてくれたというが、ふたりとも同じような症状に苦しむように。そうなって初めて男性には「新型コロナウイルスです」という診断が下されたという。

その後、男性にはHIV治療薬が投与されたとのこと。すると2月4日には症状が落ち着きはじめ、家族の体調も良くなっていったという。3日後の検査では「陰性になりました」という医師の言葉を聞いたという男性は、より早く病院に行かなかったことを後悔しているという。「治療開始に最も適したタイミングを逃したせいで重症化したのかもしれない」という男性は、体調を崩した直後は「ただの風邪」と思い込んでいたと明かしている。

ちなみにこの男性は重症化したものの治癒したケースであって、軽症ですむ人、また症状が出ないケースも多いことを忘れてはならない。今は感染予防が何より大事な時期で、人が多い場所を避けること、マスク着用時は鼻までしっかり覆うこと、手洗いを徹底することなどに努めたい。また調子が悪いと意識しながらも外出するケースがあるというが、感染がこれ以上拡大しないよう、まずは検査ができる機関に連絡し自宅で指示を待ってほしい。



(Kayla星谷/エトセトラ)

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