医療関係者にも感染拡大 武漢では少なくとも500名がコロナウイルスに感染 <中国>

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【医療スタッフにも続々感染。(画像はイメージです)】
【医療スタッフにも続々感染。(画像はイメージです)】

多くの看護師が頭を丸め、「髪の毛にウイルスがつくリスクを軽減したい」「髪の毛がないほうが防御グッズの着脱がスムーズにできる」と気合を入れ新型コロナウイルス(COVID-19)感染者の治療に取り組んでいる。なかには「トイレに行く時間もおしい」と大人用のオムツを利用し働くスタッフもいるというが、必死に働く彼ら・彼女らへのウイルス感染も深刻だ。



複数メディアの報道をまとめると、武漢にて治療にあたった医療スタッフのうち数百人がウイルスに感染。1月中旬にはすでに「少なくとも500名に及ぶ医療スタッフへの感染が確認されていた」という。また同地区の病院に勤務する医療従事者のなかには、「感染の疑いがある」とされる人間も600人はいるという。

この情報は現地で働く医療スタッフらに伝わったもので、内容につき問われた医師のひとりが「事実です」と証言。そのような環境で仕事に追われている医療関係者たちだが感染への恐怖心は大きく、「感染防止に役立つものが不足しています」という悲痛な声もあがっている。

「医療用品の寄付を、と必死に求める日々です。特に必要なのは防護服です。」

そう語るある医師は、「とにかく感染防止に必要な物が足りないのです」「そのせいで多くの同僚が体調不良を訴えています」とも現場の様子を匿名でメディアに明かしている。

ちなみにこのウイルスの感染拡大は今後しばらく続くとみられ、「もはや安全な国はない」という専門家もいる。というのも問題が深刻化し出国不能になる直前に多くの人々が国外に出たからで、感染者が多数出た地域から大勢の人々がタイ、日本、台湾、香港、韓国、マレーシア、シンガポール、ベトナム、アメリカ、さらにはオーストラリアなど世界中に移動したことは間違いないとみられている。

今は日本でもマスクなどが入手しにくくなっているが、とにかく手を洗う、汚れた手で口や鼻を触らないといった予防法も大事だという。効果が期待できるワクチン開発には18ヶ月かかるという報告もある。手洗い、うがい、マスクがあればマスクの着用など、とにかく感染予防に努めるしかない。



(Kayla星谷/エトセトラ)

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