「ニンニクで新型肺炎予防」はデマ 世界保健機関(WHO)がツイッターで回答

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ニンニクに新型肺炎を予防する力はない(画像はイメージです)
ニンニクに新型肺炎を予防する力はない(画像はイメージです)

新型肺炎(新型コロナウイルス感染症)の脅威が現実のものとなり、マスクも品薄となっている今、世間では「何か対策としてできることはないのか」という話題で持ち切りだ。そこで浮上したのが…!?



「ニンニクで新型肺炎の感染を防ぐことができる」

誰がこんなことを言い出したのか。近隣の国や都市ではほかにも「ごま油でうがいする」「生理食塩水を飲む」といったアイデアがソーシャルメディアを駆け巡っている。たとえば韓国のソウルでは、ニンニク1個分をつぶしてコップ1杯の水に入れ、5分間沸騰させたものを1日3回に分けて飲む。これをニンニク7個分、つまり1週間服用すれば感染を防げるなどというデマが飛び交っているという。

免疫力アップなどキムチ乳酸菌の健康効果については長いこと知られてきたが、今あらためて「2003年に流行した重症急性呼吸器症候群(SARS)を発症した韓国国民が少ないのはキムチのおかげだ」「キムチ乳酸菌とニンニクの相乗効果だ」と騒がれており、「一日3食、キムチをたっぷりと食べよう」と呼びかけられている様子だ。

そんなデマが出回っていることに驚いたのは世界保健機関(WHO)。3日、彼らは「こちらに届くすべての最新情報を根拠にお伝えする」と断ったうえで、「ニンニクは優れた抗菌特性を持つ健康食品ではあるが、それが新型肺炎を予防するというエヴィデンスは得られていない」ときっぱり噂を否定した。

また1日に何度も生理食塩水で鼻をすすぐと良いというアイデアについても、「残念ながら予防効果を示すエヴィデンスはない」とのこと。いわゆるインフルエンザと同じ飛沫感染で、同じ程度の強さで周囲を感染させていくと説明された。1日も早い収束を祈るのみだ。



参考:『Twitter』Q: Can eating garlic help prevent infection with #2019nCoV?

(朝比奈ゆかり/エトセトラ)

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