旅客機のエコノミークラスを快適に 「対面式4人掛けシート」はいかが?

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右にご注目。日本の列車の感覚で乗れたら楽しいかも!(画像はFacebookのスクリーンショット)
右にご注目。日本の列車の感覚で乗れたら楽しいかも!(画像はFacebookのスクリーンショット)

エコノミークラスのあの狭い座席にはウンザリ…。そんな理由から空の旅を毛嫌いする人も少なくないが、もしも新たにこんな座席構成が生まれたら、家族で仲間でワイワイと旅をしたくなるのでは…?



ドイツのハンブルクを本拠地に、人材派遣・採用から人間工学に基づいた各種の設計を行ってきた「ハインケル・グループ(Heinkel Group)」。エコノミーシートはまだまだ改善の余地があるという彼らが、「もっと柔軟で快適な空の旅を」をコンセプトにこのほど『クリスタル・キャビン・アワード2020(Crystal Cabin Award 2020)』の選考会に奇抜なアイデアを提出した。

「フレックス・ラウンジ」と名付けられたそれは、世界中の長距離列車で採用されている対面式4人掛けのシート(写真・右)。家族や友人などのグループ旅行を念頭に、これを旅客機のエコノミークラスに取り入れてみたらどうかというのだ。

もちろん家族連れなどが乗らない場合もあるため、すべての座席が前方を向いているのが基本で、必要があった時だけレバーでくるりと背もたれを回転させる。これは日本の特急列車や新幹線のやり方と同じだ。

がっちりとした新しい安全ベルトの登場により、今や立ち乗りまで登場している旅客機。「空の旅を楽しもう」という発想から生まれたこのたびのフレックス・ラウンジについては、久しぶりにワクワクさせるものがある。

選考会では優秀なアイデアとしてかなりの評価を得たものの、「赤の他人が無理やり3人の輪の中に入れられるのはゴメンだ」の声も出たもよう。了承も得ず勝手に回転させて対面式4人掛けシートを作ったりすれば、トラブルにもなりかねない。そのため、航空券を購入する段階で4人グループとして申し込むなど規定を設ける必要がありそうだ。

そして今、3人グループでそこを予約し、残りの1席も自分たちで確保するのがオモシロそうと話題になっている。空間をうまく利用して脚を互い違いに前に投げ出せば、それはプレミアム・エコノミー以上の快適さとなるかもしれないのだ。このシートシステムについてはエアラインとしても一考の価値があるのではないだろうか。



画像:『Facebook』Heinkel Group has entered the CCA shortlist and applies for Crystal Cabin Award 2020

(朝比奈ゆかり/エトセトラ)

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