がん治療で舌を失った女性 腕の皮膚などを用い舌を再建 <英国>

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(「本当に感謝しています」と語った女性。)
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英国で暮らすステファニー・ウィグルスワースさん(36)は、扁平上皮癌(へんぺいじょうひがん)を患い舌を失った。つらいがん宣告、その後の壮絶な治療を経た同女性が、現在の心境を告白し話題を集めている。



エイルズベリー在住のステファニーさんは、舌に何度も潰瘍ができ悩んでいたとのこと。2013年には舌がしびれ、痛みも感じるようになったという。そこで病院に行くも「がん」との診断は下らなかったというが、嫌な予感がしたことから自身でインターネットを用いてリサーチを開始。そこで行き着いたのが舌がんに関する情報を集めたページだったものの、余命に関するデータまであったことから衝撃を受け、「もう一度きちんと検査を」と医師に要求したという。

そこでようやく「がんです」という診断が下ったというステファニーさんだが、「子供たちのために生きる」と決意。つらい治療に耐える決心をしたという。

「そう。でも私はそれまでタバコをよく吸っていたから、『こうなってもしかたがない』という気持ちもあったんです。でも子供たちには私のことを覚えていてほしい。だから生きていたいと思えたのです。」

手術の回数は6回。それぞれに4時間を要したとのこと。再建には腕の血管、筋肉、皮膚を用いたというステファニーさんだが昔のようには話すことができず、食事にもストローが欠かせないという。それでも今はがんが消えた状態だというステファニーさんは、治療を振り返り今の心境をこのように語っている。

「手術は大変でした。舌よりも腕の痛みが酷かったんです。」
「昔の声を取り戻せたら素敵だわ。でも無理だもの、だから自分でもその点は納得しています。」
「家族と一緒に食べた美味しい物が恋しい。でもこうやって笑顔で退院できたんですもの、心から感謝しています。」

リンパ節への転移もあったことから、放射線療法も受けたというステファニーさん。今は闘病やがんに関するブログを書くなどし、ひたすら前向きに生活しているという。早期の発見・治療が実現すれば、「がん=死」という考え方はしなくても良い時代になった。ステージ3より進んだ患者の回復例も、確かにあるようだ



画像:SWNS

(Kayla星谷/エトセトラ)

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