「冷凍保存してある父の頭部を返せ」 生き返りたかった男性の息子が団体に訴え 米

この記事をシェアする
遺族の苦悩は大きい。(画像はイメージです)
遺族の苦悩は大きい。(画像はイメージです)

「私の遺体は冷凍保存してほしい」「医療が今よりはるかに進歩したら、自分の遺体を解凍し生き返るよう手を尽くしてほしい」 - 生前そう願っていたある男性の息子が、父親の「遺体の一部のみ」を冷凍している団体を相手どり「話が違う」「賠償金を払ってほしい」と主張している。



モンタナ州で暮らすカート・ピルジェラムさんという男性が、「人体を冷凍保存する団体から処理済みの遺灰を送られた」「父の希望とは違うはずだ」と激怒している。カートさんの父親ローレンスさんは「死後に遺体を冷凍保存してほしい」「いつか生き返りたい」としてアルコー延命財団なる組織に12万ドルを支払うことに同意 - 2015年に死去したローレンスさんの遺体につき家族は「このままの状態で冷凍保存される」と信じていたため、1か月後に遺灰を送られた際は動揺したという。

「あの人達は父の頭部を切断し、頭のない遺体を焼却処理して送りつけてきたのです。」

処理済みの遺体(遺灰)に頭部が含まれていないことは明らかで、確かに頭部のみが団体により保存されているとのこと。「父は全身の冷凍を望んでいた」「1億円の賠償金と謝罪を望む」と主張しているカートさんは、「皆さんにも、(人体の冷凍保存団体で)何が起きているのか知ってほしい」と憤っている。

一方、団体側は「お父様とはちゃんと同意があった」と主張し「団体のためにとローレンスさんが用意してあった生命保険積立金がカートさんの目当てなのだろう」との見解を明かしている。ちなみに同団体は計170近い遺体を冷凍保存しており、全身、もしくは頭部が保存されているもようだ。ローレンスさんの遺体は団体への搬送が遅れたため、団体側は到着後すぐに処理を開始 - しかし遺体の状態を確認した結果「早急に頭部のみを冷凍するのが望ましい」と判断し、頭部以外が遺族に戻されたという。頭部と全身のどちらを冷凍保存するかについてだが、団体側は「『決めるのは団体である』という書類にローレンスさんはサインしてあった」と強く主張している。

カートさんは、「まだ父の頭部が団体にあるのなら、返してほしい」「返してもらえたら、焼却処理をしたいと思います」とも思いを明かしている。



参照:『Great Falls Tribune』A son sues a company for $1 million – and the return of his dad’s frozen head

(Kayla星谷/エトセトラ)

【こちらの記事もどうぞ】
母親は民間代替療法に傾倒 見るに見かねた警察官が白血病の3歳児を連れ去り病院へ
「目が腫れました」と病院に来た女性の目から生きた蜂が4匹 医師もビックリ
息子を亡くした父、『スター・ウォーズ』のコスチュームで小児病院へ
「娘を救いたい!」猛スピードで病院へ向かった父が逮捕 看護師らが保釈金を支払う
5か月も病院に放置された女児 看護師が「あなたのママになりたい」と申し出る