米 名門競馬場で半年間に競走馬29頭が死亡 動物愛護団体は「詳しい調査を」

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画像:『abc7』2 more horses die at Santa Anita Park – bringing season’s total to 29 deaths

米カリフォルニア州のアーケーディアにある、アメリカの競馬界では有名なサンタ・アニタ・パーク(Santa Anita Park)。ここで、わずか半年の間になんと計29頭もの競走馬が相次いで亡くなるという異常事態が起きている。ついには動物愛護団体も動き出したが…。



昨年12月から競走馬の死亡ニュースが増え、ついに今年3月には「何か起きているのではないか」と囁かれるようになっていたサンタ・アニタ・パーク。このほど新たに2頭の死が告げられ、この競馬場を運営するストロナック・グループ社に対する風当たりはますます強くなる一方だ。

今年3月にはいったん競馬場を閉鎖し、競走馬の健康管理体制についての調査・監督を徹底して行なったというストロナック・グループ。その後、カリフォルニア州競馬委員会(California Horse Racing Board 略称:CHRB)の職員から安全面についてお墨付きをもらったとして、1か月もなくレースを再開していた。CHRBは競走馬へのステロイドの使用などについて監視・規制する立場にある。

競走馬が死ぬ場合、接触・転倒による骨折や蹄葉炎(ていようえん)などの理由が多いが、サンタ・アニタ・パークの場合は心臓発作死も多い。最新の例では今月8日のレースで負傷した馬が安楽死となり、9日のレースで牝馬がレース中に倒れて死亡した。心臓発作が起きたと見られているが、まだ3歳であったという。

しかしシーズン最後の人気レースが控えていることもあって、ストロナック・グループは再度の休止は考えていない。CHRBによる休止や閉鎖の要請は、レースの10日前までに行われなければならないという決まりがあり、要請されたところでそれを拒否する権利があるのだ。

そのような状況に、「まさに異常事態、サンタ・アニタ・パークでは馬の大虐殺が起こっていると言えます」と語るのは『Horseracing Wrongs』のヘザー・ウィルソン(Heather Wilson)さん。この団体は競馬そのものを馬への虐待だとして、かねてから強く反対してきた。この件に関与し、同競馬場を批判する動物愛護団体は今後ますます増えるものと思われる。



参照および画像引用:『abc7』2 more horses die at Santa Anita Park – bringing season’s total to 29 deaths

(朝比奈ゆかり/エトセトラ)

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