ワニに襲われ愛犬が無残な死 36歳男性が立ち直れず後追い自殺 米

この記事をシェアする
画像:『METRO』Man ‘takes his own life after alligator mauls emotional support dog’(Photo:WFLA/GoFundMe)

うつ病を患う自分のことを誰よりも理解し、愛してくれていると思っていた愛犬がワニに襲われて死亡した。変わり果てたその姿に男性は茫然とし、絶望し、犬の後を追うように自分も死を選んでしまったという。とても悲しいニュースが米フロリダ州から伝えられた。



最初の悲劇は今月17日にフロリダ州パルメットのバッファロー・クリーク・パークで起きた。アンドリュー・エップさん(36)が飼育しているラブラドールの愛犬、“ジャヴァ(Java)”が自宅の庭から逃げ出し、水辺でワニに襲われて命を奪われてしまったのだ。

ジャヴァはうつ病に苦しむアンドリューさんをサポートする感情支援動物として正式に登録されており、どこへ行くのも必ず一緒であった。アドリューさんにしてみれば、切っても切り離せない強い絆で結ばれていた相棒が思わぬ悲劇により先に逝ってしまったわけだ。

目撃者はアンドリューさんが血だらけになった犬の亡骸を抱き、悲しそうな表情で連れ去るのを見たと話している。その通りアンドリューさんの落ち込みはかなりひどく、家族も心配してかかりつけの精神科医を受診するよう強く勧め、病院にもすぐに予約を取って欲しいと連絡したという。

ところが義姉のアシュリー・エップさんによれば、病院側がそれを却下したもよう。「アンドリューさんには自死や自傷の願望もみられませんから、さほど緊急ではないでしょう。一番早くて2019年8月に予約を入れて頂けます」と告げてきた。そして次なる悲劇はその翌朝に起きた。アンドリューさんは誰にも死を予告しないまま、ジャヴァの後を追うように自らの命を絶っていたのだ。

「この家の男性たちは自殺傾向が強い」と嘆くアシュリーさん。アンドリューさんの兄ポールさんも精神的トラブルとの長年の闘いの末、2005年に自殺していた。そして昨年12月には父が死亡。身体的な病気ではあったが、精神面でも大きな問題を抱えていたという。そのような事情でアンドリューさんの葬儀代もままならないという一家は、クラウドファンディングの『GoFundMe』にページを開設。善意の人々に寄付を呼び掛けている。

アメリカではペットとのふれあいがもたらす癒しの効果が高く評価されており、ペットが寄り添ってくれることでうつ病患者の感情や精神が落ち着く様子が認められ、なおかつ周囲に迷惑をかけない大人しい動物である場合に、専門家が「感情支援動物(精神的補助動物)」として正式に認定する。

感情支援動物はたとえば飛行機に乗り込むことができるが、8 時間を超えるフライトの場合でも機内で用を足さないことが条件となる。利用したい場合は航空会社に対し、精神科の主治医による診断書および感情支援動物の同行を勧める理由などを記した手紙を事前に提出するそうだ。

興味深いところでは、最近ではワニが感情支援動物として認められるケースがわずかずつ増えており、ペンシルベニア州ではうつ病と診断されて薬を処方されていた患者が、ワニを飼育したことで薬に頼らない暮らしを手に入れ、精神状態の改善を図ることに成功して話題になっていた。



参照および画像引用:『METRO』Man ‘takes his own life after alligator mauls emotional support dog’(Photo:WFLA/GoFundMe)

(朝比奈ゆかり/エトセトラ)

【こちらの記事もどうぞ】
疲れが吹き飛ぶ! ひたすら可愛い海外の癒され系動画たち<動物編>
<米>ひいおばあちゃん、3.7メートルの巨大ワニを仕留める「よくも愛馬の命を!」
アメリカではワニが感情支援動物に! 「うつ病を撃退した」と65歳男性
<露>サーカスのトラ、曲芸直後にけいれん発作で倒れるもムチ、またムチの虐待
<中国>動物園で相次ぐ蛮行 心無い大人たちの投石でワニは頭から出血