スポ少の試合応援で母親が仰天行為 足を出し、ドリブル中の選手をつまずかせる 米

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画像:『abc7 EYEWITNESS NEWS』Mom caught on camera tripping young basketball player

わが子さえよければそれでいい、わが子を最優先にしてほしい ― そんな思いがつい前面に出てしまうモンスターペアレントの話題は、古今東西を問わず物議を醸している。しかしそれをスポーツの世界に持ち込めば、ケガ人すら出てしまう。許しがたい母親の話題が米カリフォルニア州から飛び込んできた。



サクラメント近郊のロックリンで、このほどカリフォルニア州内の有名ジュニア・バスケットボール・チーム同士が対戦した。ロックリンからすぐのフォルサムを本拠地とする「フォーサム・エリート・バスケットボール・アカデミー」が、ソラノ郡ヴァレーホから「コーナーストーン・バスケットボール・アカデミー」を迎えて行われたものであった。

ところが男子の試合において、コーナーストーンの選手(9)がフォーサムの応援席側となるサイドラインに沿ってドリブルしていたところ、あるところで濃いピンク色のキャップをかぶった女がさっと足を伸ばし、その選手をつまずかせようとした。あってはならない卑怯な行為だとしてコーナーストーン側は激怒。その後の調べで女はフォーサムの選手の母親であることがわかった。

コーナーストーンの監督兼コーチを務めるユージーン・ソラノさんは、『abc7 News』の取材に「私はここ15年間、足を出してドリブル中の子供を転倒させようとする母親など1度も見たことがありません。まったく容認できない行為です」と語っている。

自分の息子のチームをなんとしても勝たせたい、相手チームのスタープレーヤーを蹴落としたいという気持ちが増幅し、思わず足が出てしまったということなのか。しかしその母親の行為は「魔が差してつい」という類のものではなかった。試合開始間もなく、ソラノ監督は選手たちから「あそこに座っているピンク色のキャップの女の人が、“アイツらの顔に肘鉄を食らわせてやりなさい”と指示しているのを聞いた。ひどすぎる」という訴えを聞いていたというのだ。

ソラノ監督に、自分たちのバスケットボールに誇りを持てるよう誠実な心でプレイに臨むことの大切さを諭された選手たちは、そこで気持ちを切り替えた。相手チームの母親によるとんでもない“ファウル”を受けた9歳の選手は、その後にも見事11ポイントを獲得したそうだ。

結果としてコーナーストーンはわずか2点差で惜敗した。しかしソラノ監督は「このたびの出来事は、あらゆる点でうちの選手たちを大きく、たくましく成長させてくれたと思っています。どの世界においてもこの手の卑怯な行為は決して容認されないということを、選手たちには一生の教訓として覚えておいて欲しいと思います」と話している。

ちなみにその試合は、あろうことか「母の日」の週末であった。この母親についてはフォーサムの監督が聞き取りを行い、二度と息子のバスケットボールの試合会場に現れてはならないと言い渡されたという。

息子(10)が補欠にされたことに激怒した親が所属サッカーチームを提訴した英バークシャーの例、ジュニア・レスリングで母親同士が取っ組み合いの乱闘となり、ライン内にまで転がり込んで試合を中断させた米ウィスコンシン州の例、ジュニア・アメフトの試合で父親がヒートアップし、相手チームの選手に暴力をふるって逮捕された米ノースカロライナ州の例など、血の気の多い保護者がトラブルを起こす例が近年急増している印象がある。



参照および画像引用:『abc7 EYEWITNESS NEWS』Mom caught on camera tripping young basketball player

(朝比奈ゆかり/エトセトラ)

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