日本で失くしたスマホ発見される「画面ロックを設定しなかったからこそ」とシンガポールのDJ

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画像:『asia one』Singapore DJ recovers phone 4 months after losing it in Hokkaido snow(Photo:Lee Qing Hong)

今年1月、北海道でスキーを楽しんだというシンガポールのDJが、そこで失くした携帯電話が手元に戻ってくることに大感激しているもよう。地元紙にもその話を持ち込み、人の持つ優しさや真面目さに触れた気がしたとして発見者に感謝の気持ちを表している。



「今月1月、休暇で友人らと日本に行きましたが、北海道のニセコ・スキー場でスマートフォンを紛失してしまったんです。もう永遠に自分の手元には戻ってこないと思い、諦めながらも本当にがっかりしました。」

本物のパウダースノーでのスキーは初めての経験だったといい、景色も素晴らしいとしてLeeさんは何度もスマホで撮影した。しかしあるところでポケットに入れたはずの携帯電話がないことに気づいた。ファスナーが開いており、どこかで落としてしまったに違いないと思い、友人らと共にそれまで滑ったコースをすべてもう1度滑ってみたが、スマホは見つからなかった。

そんな風にシンガポールの『新明日报(Shin Min Daily News)』に語ったのは、ラジオ局・FM100.3のDJとして活躍しているLee Hong Qingさん。悔しい思いで帰国し、その後に新しいスマホを購入したそうだ。しかしスキー場の雪解けが進んだことにより、最近になって彼の元に「あなたのiPhone 8 Plusが発見されましたよ。どうしましょうか?」という連絡が舞い込んだ。

「親切な人の心に触れて感激しました」と話すLeeさん。

母の日となる5月12日、Leeさんはダニエル・ヒビンズ(Daniel Hibbins)さんというオーストラリア人男性からEメールを受け取った。ダニエルさんはニセコのスキー場で水びたしのLeeさんのスマホを発見し、拾って充電してみたら作動し、所有者がLeeさんだとわかり連絡をくれたのだという。「これは母の日の奇跡ですね。ダニエルさんには心から感謝しています」と話し、Leeさんはとても嬉しそうだ。

新明日报に「僕はスマホの画面ロックを設定していませんでした」と説明するLeeさん。「スマホを落として誰かがそれを拾っても、ロックが設定されていたらどうしようもない。でも中をみてもらえれば、こうやって落とし主に連絡をくれる人もいるのです」と続けた。個人情報が満載のスマホだけに今時ロックを設定しないというユーザーはあまり見かけない。たまたまダニエルさんが善良な人で、そこが日本であったことも幸いしているのだろう。

平和な日本ゆえ、他人の携帯電話を拾った際、もしもロックがかかっていなければ「すぐに所有者を調べて連絡してあげる。それ以上の個人情報には興味ない」という人は実に多い。スマホを失くした人がどれほど慌て、困っているか手に取るようにわかるため、お互い様の精神も働くのだ。とはいえ本人たちはしっかりとロック設定をしている。自分は親切でも他人を完全に信用することはどうしても難しい、これが現状であろう。



参照および画像引用:『asia one』Singapore DJ recovers phone 4 months after losing it in Hokkaido snow(Photo:Lee Qing Hong)

画像:『Lee Qing Hong』QING HONG IS AN EFFECTIVELY BILINGUAL EMCEE, FLUENT IN ENGLISH & MANDARIN.

(朝比奈ゆかり/エトセトラ)

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