<世界旅紀行>『北欧オーロラ鑑賞』その4 コペンハーゲンに立ち寄る

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アンデルセンも愛したカラフルな建物が美しい港町ニューハウン(Photo by 朝比奈)
アンデルセンも愛したカラフルな建物が美しい港町ニューハウン(Photo by 朝比奈)

~目標は世界遺産・厳選52か所の制覇~

“北欧のパリ”と称されるノルウェーのトロムソでオーロラ観測の夢を叶え、サーミ族とのふれあいトロムソ市街地の街歩きを楽しんだ後は、デンマークのコペンハーゲンへと移動です。こちらも1日半もあれば十分に見て周れる街と言われており、クリスチャン4世の時代の栄華が存分に伝わってくるローゼンボー城の見学、ニューハウン発の運河クルーズ、ストロイエ通りのウィンドウショッピングなどを楽しむことができました。



トロムソからオスロ経由SASでコペンハーゲン・カストルップ国際空港に到着し、空港からは鉄道を利用してVesterport駅へ。下車徒歩1分のホテル・インペリアルに宿泊しました。

ベスタポート駅の周辺もメルヘンカラー(Photo by 朝比奈)
ベスタポート駅の周辺もメルヘンカラー(Photo by 朝比奈)

駅やホテルの周りは、あちらこちらがアンデルセンが愛したメルヘンチックな色使い。2月の真冬の北欧だというのになぜか雪景色ではない、このことにも驚きます。

<コペンハーゲン市庁舎とアンデルセン像>

重厚な赤レンガ造りの市庁舎は1905年に完成した6代目だそうで、塔の高さは105メートル。これはコペンハーゲンの建築物のなかで最も背が高いそうです。アンデルセンの像とともに「コペンハーゲンの顔」として親しまれています。

市庁舎はさすがの貫禄を湛えていました(Photo by 朝比奈)
市庁舎はさすがの貫禄を湛えていました(Photo by 朝比奈)

ホテルから歩いてすぐのところに、1843年開園というアンデルセンも大好きだった世界最古の遊園地「チボリ公園」がありますが、それを向かい側の市庁舎のふもとに建てられたアンデルセン像が「皆、すごく楽しそうだな」なんて思いながら眺めている、これが何とも微笑ましく感じられました。

チボリ公園を眺めるアンデルセンの優しさを感じます(Photo by 朝比奈)
チボリ公園を眺めるアンデルセンの優しさを感じます(Photo by 朝比奈)



<ローゼンボー城/ Rosenborg Palace>

いざ、ローゼンボー城へ
いざ、ローゼンボー城へ

このお城は17世紀初期という1606年から28年をかけ、クリスチャン4世により夏の離宮として建てられました。王様は本宅のはずのフレデリクスボー城よりもローゼンボー城を気に入ってしまい、より長く暮らしていたそうです。そして1700年代になるとローゼンボー城はクリスチャン4世時代の王室関連品の博物館的な存在へと変わりました。王冠、宝石、宝剣、聖杯などが展示され、アマリエンボー宮殿博物館の姉妹として君臨しています。

■からくり時計

豪華なからくり時計がありました(Photo by 朝比奈)
豪華なからくり時計がありました(Photo by 朝比奈)

市民が慎ましく暮らしていたあの時代に、これほど精緻なものが作られていたことにも驚くばかりです。

■キャビネット

大変な高さがあるキャビネット(Photo by 朝比奈)
大変な高さがあるキャビネット(Photo by 朝比奈)

王が愛用した、とんでもない高さを誇る1757年製の大きなキャビネットです。このキャビネットひとつが小さな宮殿に相当するほど高価なものだったとのことです。

■トリック絵1692年の作品「Double Portrait」

片方から見るとフレデリック4世、ところが横に歩きながら眺めていると、その表情に徐々に女性っぽい柔らかさが出ています。

プリンスに見えるのに(Photo by 朝比奈)
プリンスに見えるのに(Photo by 朝比奈)
なんとなく優しい表情に変わってきて(Photo by 朝比奈)
なんとなく優しい表情に変わってきて(Photo by 朝比奈)

いつしか6歳下の妹であるソフィーエ・ヘゼヴィ(Sophie Hedevig/Sophia Hedwig)の肖像画へと転じていました。見事です!

ドレスを着た妹に大変身です(Photo by 朝比奈)
ドレスを着た妹に大変身です(Photo by 朝比奈)

■ギター

ギターを愛したクリスチャン4世(Photo by 朝比奈)
ギターを愛したクリスチャン4世(Photo by 朝比奈)

■ 寄木細工を用いた美しい床

寄木細工の工芸文化がすでにありました(Photo by 朝比奈)
寄木細工の工芸文化がすでにありました(Photo by 朝比奈)
木工職人さんたちは並みならぬ技術を持っていたのでしょう(Photo by 朝比奈)
木工職人さんたちは並みならぬ技術を持っていたのでしょう(Photo by 朝比奈)

■ 国の紋章

2階、いわゆる大ホールと呼ばれる「ザ・ナイツ・ホール(The Knights’ Hall)」の漆喰でできた白い天井には、この国の紋章があります。

デンマークの紋章(Photo by 朝比奈)
デンマークの紋章(Photo by 朝比奈)

こういうのは、何人もの見学者が懸命に写真を撮っているために「何かあるんだな」とわかるのですが、そうでないと本当に見逃したまま通り過ぎてしまったりもします。

■戴冠式で使われた白い王座

ここは特別に大きな空間でした(Photo by 朝比奈)
ここは特別に大きな空間でした(Photo by 朝比奈)

手前には3頭のシルバーライオンが置かれ、これは王と王妃を守る象徴です。

■王冠

クリスチャン4世が使用した王と王妃の冠。1596年にこれほどの物が作られていたのも、すべては「王のため」だからですね。王の冠は重さが3㎏近くあるそうです。

クリスチャン4世の王冠(Photo by 朝比奈)
クリスチャン4世の王冠(Photo by 朝比奈)

クリスチャン5世および王妃の冠も展示されていました。

左がクリスチャン5世の冠 右は王妃の冠(Photo by 朝比奈)
左がクリスチャン5世の冠 右は王妃の冠(Photo by 朝比奈)

■宝剣

重そうです(Photo by 朝比奈)
重そうです(Photo by 朝比奈)

金、エメラルドやサファイヤを多用しています。庶民は慎ましやかに暮らしても誇り高き王室だけは限りなく贅沢を楽しんだのでしょう。

なんと贅沢な造りでしょう(Photo by 朝比奈)
なんと贅沢な造りでしょう(Photo by 朝比奈)

■食器

さすがはロイヤルコペンハーゲンを生んだ国ですね。陶器はまさにその通りのデザインでした! とにかく食器の凝り方がハンパではありません。このお城には大変な数のお宝が展示されていることがよくわかります。

白+青、これぞロイヤルコペンハーゲンのカラーです(Photo by 朝比奈)
白+青、これぞロイヤルコペンハーゲンのカラーです(Photo by 朝比奈)
お値段を考えると、大変なコレクションと言えそうです(Photo by 朝比奈)
お値段を考えると、大変なコレクションと言えそうです(Photo by 朝比奈)
ガラスアートもお見事です(Photo by 朝比奈)
ガラスアートもお見事です(Photo by 朝比奈)

■外観

駅から徒歩で向かったのですが、ローゼンボー城の入口は結構わかりづらかったです。何気なく出てきますから注意していてくださいね。

入口は「いかにもお城風」ではないので要注意(Photo by 朝比奈)
入口は「いかにもお城風」ではないので要注意(Photo by 朝比奈)
地味な感じの外観でも、展示品は実に贅沢!(Photo by 朝比奈)
地味な感じの外観でも、展示品は実に贅沢!(Photo by 朝比奈)

コペンハーゲンのローゼンボー城見学、いかがでしたでしょうか。次回はコペンハーゲンで大人気の運河クルーズ、そしてデンマークの街作りや交通安全対策について感じたことなどを綴ってみたいと思います。どうぞお楽しみに!

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(朝比奈ゆかり/エトセトラ)

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