<英国>娘の挙式に間に合うように 特別なヒールの底に亡き母から愛のメッセージ

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しっかり届いた母の想い。(画像はイメージです)
しっかり届いた母の想い。(画像はイメージです)

「愛情をかけ育てあげた子どもが結婚し幸せになる姿を見たい」 - どの親もそう願うものであろうが、それを前に病に倒れることもある。英国のあるお母さんは娘の婚約をとても喜んでいたというが、そのわずか1か月後に肺がんの末期と宣告されて死を覚悟。もしもの場合に備え、「動けるうちに」と特別な贈り物を用意して天国に旅立った。



英レスターシャーで暮らすエマ・レッツさんが婚約したのは、今から3年前のこと。その後に末期がんとの診断を受けたエマさんの母親は「余命わずか」と言われた直後から家族のひとりひとりに宛て遺書を書き始めたというが、だんだんと弱り力尽き、エマさんへの手紙は残念ながら書けぬまま、2017年に亡くなったという。

それに大変悲しい思いをしたエマさんだが、ようやく式の準備も進み先月にはオーダーしていたブライダルシューズが届きとても喜んだという。しかし明細を見て母が全額を支払っていたと知り、大変驚いたとのこと。エマさんがブライダルシューズを購入する予定の店を知っていたエマさんの母は支払いを済ませ、靴の底に以下のようなメッセージをプリントするよう店主にこっそり依頼してあったという。

「挙式の日に、私からのギフトをあなたに受け取ってほしかったの。この靴が、私からエマへの贈り物です。」
「素晴らしい日になりますように。たくさんの愛とハグを込めて。ママより。」

それを見たエマさんは母の想いに感動し、息もできぬほど激しく泣いたという。

ちなみにオーダーメイドの靴を用意した店の女性は、「靴をつくる過程であんなに感情的になることは、もう二度とないでしょう」「あの靴で、エマさんの悲しみが少しでも癒されますように」とコメント。さらに「実はエマさんは事前に半額は支払ってあったのですが、お母様がそれを知り全額負担されたのです。エマさんが支払った分は(商品を送付する際に)返金してやってほしいと言われていました」「お母様は、挙式の日まで命がもたないと覚悟されていたようです」とも明かしている。エマさんは、今年8月に式を挙げる予定だ。



参照:『BBC』Dying mum’s secret message on daughter’s wedding shoes

(Kayla星谷/エトセトラ)

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