「生きられる確率は1%」と告げられた息子はもうすぐ1歳 諦めなかった両親に勝因

この記事をシェアする
奇跡の生命力でここまで大きくなった男の子
奇跡の生命力でここまで大きくなった男の子

新生児に起きることがある「壊死性腸炎」という深刻な病をご存知であろうか。妊娠32週以下で誕生した早産児や、体重が1,500g未満の極・超低出生体重児、なかでも1,000g未満の赤ちゃんにおいて発生する危険性があり、死亡率は30~40%。腸の血流に障害が起き、そこに細菌感染などが加わって腸が壊死する怖い病気だ。それで命を落としかけた米インディアナ州の赤ちゃんが間もなく1歳の誕生日を迎えるという。



昨年4月11日に早産で誕生して翌月に「壊死性腸炎(NEC)」を発症し、診断した医師に「この子の腸のうち、おそらく治療で助けられる部分は2%未満」、つまり生きる望みはほぼないことを告げられたのは、インディアナ州インディアナポリス在住のローワン・ブレイツ(Rowan Breyts)君。しかしローワン君は今、医師の予想を覆して立派に成長している。

ローワン君の父親のダニエル・ブレイツさん、そして母親のジェシカ・ノヴァックさんは『Fox & Friend』の取材に、その時のことを決して忘れられないと話す。医師に「もう間もなく抱っこすることも難しくなります。その前に葬儀の準備を始めた方が良い」とまで助言されたという。しかし両親は「この子は命をあきらめようとしていない。だから自分たちもあきらめてしまってはダメだ」と自分たちに言い聞かせ、治療の断念に同意することはなかった。

そんななかローワン君の病状は1週間で徐々に改善を見せ、「Riley’s Children Hospital」という大きな小児病院での手術が決まった。その手術は見事に成功。最初の医師の診断とは異なり、実際にこの子の腸には治療可能な部分が多くあり、数か月の安静と投薬できっと何とかなるという医師の言葉に両親はほっと胸をなでおろしたという。

そして7月に行われたもう1つの手術も大成功。移植手術の必要もない状態にまで改善され、ローワン君はついに病院を後にし、最初のクリスマスを家族とともに過ごすことが叶ったという。その後もぐんぐんと大きくなっている今のローワン君。早産児だったとは思えないほどの成長ぶりだそうだ。

クリスマスを自宅で過ごすことが叶ったローワン君
クリスマスを自宅で過ごすことが叶ったローワン君

最初の医師の診断を信じて両親が誕生間もない息子の命をあきらめ、葬儀の手配をしていたら今のローワン君の元気な姿、可愛い笑顔はない。踏ん張ってみせたローワン君の生命力も素晴らしいが、このケースでは両親が諦めず、改善が見えてきたことを見逃さず、あくまでも詳しい診察や経過観察、治療を求めたことが勝因であろう。

話はやや逸れるが、日本であれば最初の医師の診察ミスが大きく問われるところであろうに、この両親はそのことや「葬儀の準備を」と迫られたことで医師を責めたりしていない。「祈り続けたことによる神の御加護、奇跡が起きた。こうして家族3人が一緒に過ごせる幸せを噛みしめている」と笑顔で話すその懐の深さには感銘を受ける。



参照および画像引用:『FOX NEWS Insider』’He Wasn’t Giving Up’: Miracle Baby Survives After Being Given Less Than 1% Chance of Survival

画像:『MAIL ONLINE』Baby boy born three months early ‘without an intestine’ given less than 1% chance to live beats the odds and goes home after 209 days in the NICU

(朝比奈ゆかり/エトセトラ)

【こちらの記事もどうぞ】
エディンバラ公フィリップ王配97歳 車の事故で派手に横転も奇跡的に無傷
ランウェイを歩いた妊婦モデル、産気づいて出産! リアーナのファッションショーで
NYの高速道路で誕生した赤ちゃん 道路のニックネームにちなんで命名
今年出産したスタローン元妻55歳 「産後の減量? 2週間で元通りよ、おっほっほ」
撮影のため構えた携帯電話にクロスボウの矢が突き刺さる 豪男性が命拾い