スペインの女性、恋人の体液を飲みアナフィラキシーショック 意外な盲点とは…!?

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彼が摂ったものが体液にも排出されることをお忘れなく…
彼が摂ったものが体液にも排出されることをお忘れなく…

アレルギーを起こす人の割合が高い、人によってアナフィラキシーショックすら起こしてしまう食品といえば、卵、乳成分、大豆、小麦、そばなどがよく挙げられる。だが、思わぬものがアレルゲンになることもあるようだ。このほどイギリスの医学誌『British Medical Journal』に興味深い論文が寄せられた。



アナフィラキシーショックによるひどい呼吸困難で病院に運ばれたのは、スペインのアリカンテに暮らす31歳の女性。プライバシーを重んじて名前などは明らかにされていない。病院ではアドレナリン(エピネフリン)やステロイド剤による治療が功を奏し、6時間以内に正常の呼吸に戻ったという。

スザーナ・アルメナラ(Susana Almenara)医師から「何を摂取したのか」と尋ねられた女性だが、思い当たるのは恋人の精液だけだった。これまで何度も性交渉を持っている相手の精液でアレルギーを起こすとは意外であったが、女性が「ペニシリンでもアレルギー症状を起こします」と話したことから、医師はすぐに男性の精液に何か特別な成分が含まれていると予感した。

そこでわかったのは、女性の恋人が耳に細菌感染症を起こして通院していたこと。β-ラクタム系の抗生物質「アモキシシリン」 と「クラブラン酸カリウム」が同時に摂れる複合抗生物質製剤が処方され、性行為の4時間ほど前に服薬していた。そのため、彼の体液に排出された薬の成分に女性が激しいアレルギー反応を起こしたと考えるのが妥当だという。

アルメナラ医師はこの論文のまとめとして、「アレルギーのある方は、自分の体にどのようなものが悪さをするのかしっかりと把握し、警戒や予防の意識を常に持っていてほしい。もしも相手が投薬治療を受けているのならコンドームの使用も検討するべきでしょう」としている。

アレルギーやアナフィラキシーショックは決して侮れない。昨年9月には英大手玩具メーカー「WOW Toys」の当時15歳の令嬢が、空港のファストフード店で買ったサンドイッチに含まれていたゴマにより、フライト中の飛行機でアナフィラキシーショックを起こして死亡。また今年1月には米ニューヨーク州の11歳少年が魚料理の匂いを嗅いだだけでアナフィラキシーショックを起こし、死亡した。



参照:『METRO』Woman goes into anaphylactic shock after swallowing her partner’s semen

(朝比奈ゆかり/エトセトラ)

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