<世界旅紀行>『北欧オーロラ鑑賞』その1 サーミ族を訪ねトナカイぞり体験!

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トナカイのひく大きなソリを初めて体験(Photo by 朝比奈)
トナカイのひく大きなソリを初めて体験(Photo by 朝比奈)

~目標は世界遺産・厳選52か所の制覇~

ノルウェーのトロムソ…? あまり聞いたことがない地名ですよね。ところがここはオーロラの出現率がとても高いそうなのです。筆者はとにかくオーロラが見てみたくてたまらなかったのですが、ついにトロムソでその夢が叶いました。



スカンジナビア航空で行くノルウェー・トロムソのオーロラ観測ツアー。それだけでは寂しいのでデンマークのコペンハーゲンにも寄ることにしました。最低3泊すれば必ず美しいオーロラを眺めることができるであろうということで、トロムソには3泊です。また日中はトナカイやハスキー犬との触れ合いを楽しめるツアーにも参加しました。これも大変すばらしい体験になりましたよ!

まずは「サーミの伝統料理つき、トナカイぞりツアー」というとても楽しみにしていたオプショナル・ツアーからご紹介します。北欧スカンジナビア半島北部とロシアに分布し、コタと呼ばれる簡易な住居やテントに暮らしていたトナカイ遊牧民のサーミ族。フェルト地に凝った刺繍が本当に美しい色鮮やかな衣装「コルト(Kolt)」も有名です。

衣装もソリのブランケットも毛皮のマットも見事(Photo by 朝比奈)
衣装もソリのブランケットも毛皮のマットも見事(Photo by 朝比奈)

全部お母様か奥様の手作りだそうです。サーミの人々は元は遊牧民でしたが、現在ほとんどの人はしっかりとした家を建てて定住しているとのこと。チェルノブイリ原発事故を経てトナカイのエサとなるハナゴケが放射線を大量に吸収し、トナカイの数がいっきに減ってしまったため遊牧や狩猟が難しくなってしまったそうです。今も変わらずその毛皮や角でテント、ナイフ、敷物、衣類、靴などを作っているそうですが、本当に貴重なものとなっているそうです。



説明が長くなりました。ツアー参加者全員がソリに乗る前に、ダボダボのジャンプスーツ型の防寒着と分厚い長靴を借り、完全防備してから雪原に向かいます。最初はトナカイと仲良くなるため、エサのハナゴケを手にトナカイとの触れ合いタイムとなります。

トナカイにエサのハナゴケをあげるところからスタート(Photo by 朝比奈)
トナカイにエサのハナゴケをあげるところからスタート(Photo by 朝比奈)

ツノの片方が折れてしまっているトナカイもいれば、枝のように立派なツノの持ち主もいました。

ツノには触っても大丈夫。むしろ触られないよう気を付けて(Photo by 朝比奈)
ツノには触っても大丈夫。むしろ触られないよう気を付けて(Photo by 朝比奈)

ソリはなかなか大型で重そうですが、トナカイは痩せている様子もなく頑丈そう。これなら大丈夫、頑張れるかなと思いました。ところが実はトナカイは結構ひねくれやすくて頑固な性格らしく、素直にソリにつながれてくれないため、サーミのオジサンはとても困ってました。私たちもハーネスを取り付けるのを手伝いましたが、可愛そうでひたすら申し訳なくて…。

運よく先頭のソリに乗せてもらいました(Photo by 朝比奈)
運よく先頭のソリに乗せてもらいました(Photo by 朝比奈)

ソリはだいたい40分ほどかけ、だだっ広い雪原を回ってくれます。短い日照時間だけにその明るい景色の素晴らしいこと。とにかく清々しい気分でいっぱいです。なんとなく黄色みがかった光は実は朝日。白い雪を暖かい色に変え、あくまでも静か。サーミのお兄さんとトナカイの足音だけがギュッギュと聞こえてくるのです。

ちょっと休憩タイムも必要なトナカイさんたち(Photo by 朝比奈)
ちょっと休憩タイムも必要なトナカイさんたち(Photo by 朝比奈)

ソリが終わると「縄投げ」のレッスンがありました。10メートルほど離れたところに目標の杭が打ち込んであるのですが、なんと私は一発でひっかけることが出来ました。

輪投げにもチャレンジ(Photo by 朝比奈)
輪投げにもチャレンジ(Photo by 朝比奈)

もちろんスカウトされましたよ。「おお、上手だ! あなた、私たちの仲間になって一緒に狩猟にでましょうよ」って。冗談でもとても嬉しかったです。

こちらのソリが終わるとイヌゾリ・ツアーのグループと交代です。そして私たちは次代のホープであろう子犬たちの元へ案内されました。

この5倍ほどの犬がいました!(Photo by 朝比奈)
この5倍ほどの犬がいました!(Photo by 朝比奈)

ハスキー犬など以前は怖くて触れなかったのですが、ここの犬たちは本当に愛想がよくて可愛い子たちばかりでした。

とっても愛想がよくて、まだまだ子犬らしく甘えてきます(Photo by 朝比奈)
とっても愛想がよくて、まだまだ子犬らしく甘えてきます(Photo by 朝比奈)

続いては「Lavvu」と呼ばれる建物に案内され、ここで昼食を頂きながら、サーミの歴史や文化について様々な話を伺いました。「ヨイク(joik)」と呼ばれる『アナと雪の女王』に使用されたサーミの伝統音楽も聴かせてくれます。そして体の芯まで温かくなるトナカイ肉のスープ「ビードス(bidos)」、パン、チョコレートケーキがふるまわれました。

サーミ族のお料理、美味しいです!(Photo by 朝比奈)
サーミ族のお料理、美味しいです!(Photo by 朝比奈)

トナカイの肉は歯ごたえはありますが、クセはあまりないように思います。本当に美味しかった…ごちそうさまでした。

サーミのことをあれこれ教えてくださるオジサン。「孫は全員オスロの大学に行って、そのままビジネスマンになってしまったよ。こういう暮らしには帰ってこないね」とのことです。女の子こそ野心にあふれて外に出てしまうそうです。ちょっとかわいそうだなと感じました。

可愛いので何枚も写真を撮りました(Photo by 朝比奈)
可愛いので何枚も写真を撮りました(Photo by 朝比奈)

いかがでしたでしょうか、サーミ族とのトナカイそり体験。次回はバッチリ楽しめたトロムソでのオーロラ鑑賞についてお届けします!

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(朝比奈ゆかり/エトセトラ)

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