故マイケル・ジャクソンの「ネバーランド」34.7億円まで値を下げまた売り物件に

カリフォルニア州サンタバーバラ郡にある「ネバーランド」。今は亡きマイケル・ジャクソンが愛した美しい住まいである。そのネバーランドがいっきに価格崩壊。再び売りに出ているもようだ。
マイケルの死後、その遺産管理ほかにあたる財団「マイケル・ジャクソン・エステート(Michael Jackson Estate)」が約1億ドルの値でネバーランドの売却を図ってすでに4年になろうとしている。しかし1987年に購入され、敷地内に増設された遊園地は朽ち果て、撤去から改築まであまりにも手がかかるその物件を欲しがる者はそうそう現れない。
2017年には「ネバーランド」の名を「シカモア・ヴァレー・ランチ(Sycamore Valley Ranch)」と改めたうえ、6700万ドルにまで価格をダウンさせても売れなかった2,698エーカーの敷地を誇るこの物件。ついに価格を3100万ドル(日本円にして約34.7億円)まで下げ、不動産業界に再び売り物件として大きく登場したもようだ。
“キング・オブ・ポップ”が暮らした豪邸とあれば誰かが飛びついても良さそうだが、どうしても売れないのはなぜか。マイケルについて回る複数の少年に対する性的虐待疑惑に関して、HBOがドキュメンタリー番組『Leaving Neverland』を制作するなど、いま改めてその問題が騒がしくなっている影響もあるだろうが、とにかくロケーションが悪い。
「サンタバーバラにあるネバーランド」とよく言われてきたが、サンタバーバラ郡中央のあまりにも人里離れた丘陵地帯にポツンとあるネバーランドへは、サンタバーバラ市から50kmもの上り坂のドライブが必要になる。またネバーランドの西や南にはロス・オリヴォス、サンタ・イネスといった有名ワイナリーのぶどう畑が広がり、東側はロス・バレドス国立森林公園となる。残念ながら利便性でみる価値は非常に低いというほかない。
参照:『PAGE SIX』Michael Jackson’s Neverland Ranch back on the market as ‘Leaving Neverland’ doc hits HBO
参照および画像引用: 『Trulia』Did Michael Jackson’s Neverland Ranch Get A Makeover?
(朝比奈ゆかり/エトセトラ)
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