ゾウ乱入でバンブー・ラフティング転覆 タイ北部の清流で観光客負傷

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ゾウが竹の筏に体当たりする
ゾウが竹の筏に体当たりする

最近タイのカオラックに出かけ、「カオソック国立公園」で筆者も体験してきたバンブー・ラフティング。太い竹数本で出来た筏に乗り、とても静かな清流をひたすら下っていくものである。ところがそこに野生のゾウが乱入。体当たりを受けて筏は転覆し、負傷者を出したことが伝えられている。



清流をゆっくりと下っていたバンブー・ラフティングにゾウが体当たりし、乗っていた観光客が負傷する事故が起きたのはタイ北部に位置するチェンマイのMae Win区を流れる清流。チェンマイ在住のFacebookユーザー、Dechathorn Sastradechawatさんが公開した動画でゾウの動きをみると、少し興奮気味であることがわかる。

被害にあったのは団体旅行客で、ゾウの急襲を受けて川に転落した者もいれば、パニックに陥り自ら筏を降りてしまう者も。女性1名が脚を岩に強打して動けなくなり、病院に搬送されるなどしたという。Dechathornさんも動画を投稿する際、「自分たちは死ぬと思った」との説明を添えている。

Mae Win区長であるKessarin Toonkaew氏はこの事故の前、近くで水浴びをしていた6歳のゾウの飼い主に会っていた。ゾウはPangchailaiという名でとても賢く、攻撃的な態度をとったことは1度もないとのこと。ゾウの飼い主は負傷した観光客の医療費をすべて負担したが、ゾウは観光客と遊びたくて接近してしまった可能性が高いと主張しているという。

また観光客が大きな声を上げてはしゃいでいるような状況では、ゾウばかりか動物は一般的に興奮したり驚いたりしがちである。その流域のおよそ10の農場でゾウを飼育しており、このバンブー・ラフティングを稼業として生計を立てている人々もいることから、Toonkaew氏は記者会見のなかで「観光客の皆さんには大声で叫んだり会話したりしないよう改めてお願いしたい」と訴えた。

豊かな自然を保護している国立公園などは特にそうだが、中に入ったら守るべきルールが意外にもたくさんある。ゾウが生息する静かな場所に観光客が足を踏み入れてアクティビティを行なっている、このことを忘れてはならない私たちである。



参照および画像引用:『COCONUTS BANGKOK』Elephant runs into tourists’ raft, overturning it and injuring one in Northern Thailand(Photo:Facebook/ Dechathorn Sastradechawat)

(朝比奈ゆかり/エトセトラ)

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