<世界旅紀行>『カオラック』その2 自信をもってオススメしたいカオソック国立公園ツアー

~目標は世界遺産・厳選52か所の制覇~
プーケット国際空港から車で1時間ちょっとという距離にある美しいビーチリゾートのカオラック。続いては現地で参加したツアーについてご紹介します。<Vol.2>では陸の楽しみ=象と戯れることができるカオソック国立公園、<Vol.3>では海の楽しみ=シミラン諸島ツアーとなります。
実は現地で参加するオプショナルツアーを、筆者は毎回ホテルのコンシェルジェからお願いすることにしていました。写真がきれいに撮れるか否かは天気次第ということをイヤというほど経験し、ある時から事前に予約することを止めたのです。コンシェルジェで「今後、天気はどうなりそうでしょうか」と見通しを尋ねると、的確に答えてくれるうえ、一緒にプランを考えてくれます。オプショナルツアーは現地に行ってから決める、これは本当にオススメですよ。
とはいえ、今回ラ・ヴェラ・カオラックでは面白い経験をしました。滞在2日目あたりに客室の扉の下に、オプショナルツアーのパンフレットが入った封筒が置いてあったのです。近くにある観光ツアーの代理店からでした。同じプログラムなのに料金がホテルのコンシェルジェからもらっていたパンフレットより3割くらい安く、すぐに電話してみました。
すると10分くらいで担当者がホテルに現れ、コンシェルジェの目の前のソファで私たちとの商売を始めたのです。ところがホテルのスタッフもコンシェルジェも誰一人イヤな顔をしていない…ということは、後ほどホテルに対してはツアー代金の何パーセントかマージンが入るということなのでしょうね。実はピピ島(正式名:ピーピー・ドーン島)を訪ねてみるつもりでいましたが、なぜかシミラン諸島へ行くことに。その人が「皆ピピ島って騒ぐけれど、絶対にシミランの方が感動するから」と熱心にそちらを勧めてくるからでした。
それでは参加したオプショナルツアーその1、カオソック国立公園の様子をご紹介します。
■カオソック国立公園1日ツアー(Khao Sok Discovery社)
スラーターニー県にあるカオソック国立公園はカオラックのビーチから車で1時間半ほどの内陸部にある、タイでは最大級の国立公園かつとても古くからある熱帯雨林です。プーケットから出かけるよりカオラックの方がはるかに近いです。朝8時30分に出発しました。12人ほどの客を乗せられる大型のバンでカオラックの複数のホテルから参加者をピックアップしていきます。ご一緒したのはスウェーデン、スイス、ポーランド、ベルギーとすべてヨーロピアンの皆さんでした。家族連れが2組、そして定年退職後という老夫婦も2組いました。
このツアーは象と一緒に水浴びをします(象には乗らないツアーを敢えて選びました。老いているのにこき使われ、ムチで叩かれ…そういう象を見たくないのです)から水着を下に着て、バンブーラフティングは濡れるので、ショートパンツにサンダルで裸足で参加します。先ずはトイレ休憩を兼ねてカオラック・バスターミナルにあるローカル市場へ。



ここでは試食のフルーツがあれこれとふるまわれました。「アジアに来たらドリアンを食べてみたいと思っていた」というオジサンがいましたが、ガイドさんに「臭いから嫌がられるの。ドリアンは置かないっていうお店ばかりよ」と言われていました。

またしばらくドライブとなり、風光明媚なポイントで記念撮影をしてからバンブーラフティングへ向かいました。

緑豊かで自然に恵まれたカオラック。目には見えなくてもマイナスイオンのシャワーを浴びていることを実感します。

折り返し点では岸に上がり、コーヒーサービスが。竹の筒をカップにしていただきました。スイーツはもち米を甘く蒸したものにマンゴーをチョコッと乗せたもの。早い話がマンゴー餅のちまきですね。これがやけに美味しくて、実は非常にハマッてしまいました。その後、どこのレストランに行ってもデザートに頼んだほどです。その竹のカップは「記念にどうぞ持ち帰って下さい」とのことでした。

約180種類の鳥類が暮らしているというカオラック国立公園ですから、バンブーラフティングの際、耳を澄ませばチョロチョロという川のゆったりとしたせせらぎの音、そして野鳥の泣き声はよくあるヒーリング音楽のイントロ部分のようでした。
さらに、高くそびえる山からはサルの遠吠えがあちこちに響き渡ります。

モンキーテンプル(サル寺院)にも少しだけ寄りました。


途中のレストランで昼食をいただき(これがとても美味しかった~!)、ガイドさんがトムヤンクンの作り方を教えてくれるミニ料理教室に参加しました。

続いては、「トングスク・エレファントパーク」というキャンプで象たちとご対面。「動物保護の観点から、こちらでは象には乗れません。でも存分に触れ合いを楽しんでください」とのことで、本当にワクワクしました。



水着になって象の水浴びのお手伝いです。象は泥パックがお好き、たっぷりと手に取った泥水を体の隅々までこすりつけてあげます。

象は時々、鼻を使ってシュパ~~~~ッ!と水を背に向けて吹き付けています。これをまともに浴びたら私たちはまっ茶色になります。

象に触わるなど筆者にとっては生まれて初めての体験でした。体表面は意外とブニブニと柔らかく、温かく感じられました。

いかがでしたでしょうか、カオソック国立公園。とても素晴らしいツアーだったと思います。自然が豊かな土地にくると、身も心も伸び伸びとしますね。次回<Vol.3>ではシミラン諸島ツアーの様子をご紹介します。どうぞお楽しみに…!
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(朝比奈ゆかり/エトセトラ)
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