<シンガポール>動物園の雌キリン陣痛が長引き心筋梗塞、赤ちゃんも助からず

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動物園で誰もがキリンの出産を楽しみに見守るなか…
動物園で誰もがキリンの出産を楽しみに見守るなか…



必ずしもスムーズに行くとは限らない妊娠や出産のプロセス。特に人間の女は弱い、動物なんて皆ちゃんと…などとどうか言わないでいただきたい。出産はどの生き物にとっても命がけのもので、不測の事態が起きれば母体が命を落としてしまうこともしばしばなのだ。シンガポール動物園からとても悲しい話題が伝えられた。

シンガポールの中央集水自然保護区にあり、“マンダイ・ズー”と呼ばれて親しまれてきた動物園の「Wildlife Reserves Singapore」。そこでメスのキリン、“ルーシー”が妊娠したことが確認されたのは昨年10月。初めての妊娠であった。先週末に陣痛が始まったが、それが48時間にもおよび、残念ながら心筋梗塞を起こして死亡してしまったという。

長すぎる陣痛で母体も衰弱するなか、胎児が生きている可能性は限りなくゼロに近いと獣医は判断。複雑でリスクを伴う方法ではあるが、ルーシーを麻酔で鎮静化させ、恐らく死亡しているであろう胎児を取り出す処置がとられたところ、ルーシーが心筋梗塞を起こしてしまった。10分にわたる心肺蘇生法も効果がなかったという。

ルーシーは2005年にイスラエルの「Tisch Family Zoological Gardens」から寄贈された。野生のキリンは15年前後、動物園では25年くらい生きるとのこと。妊娠発覚後のルーシーの健康状態については十分な観察を続け、赤ちゃんキリンの誕生をとても楽しみにしていただけに、親子揃って亡くしてしまったことに飼育員も獣医も深い悲しみに包まれている。



参照および画像引用:『COCONUTS SINGAPORE』Singapore Zoo’s longtime giraffe resident Lucy dies from cardiac arrest while delivering her first calf(Photo:Wildlife Reserves Singapore)

(朝比奈ゆかり/エトセトラ)

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