お墓の掘り返しも!? マイケル・ジャクソン遺族をいまだ苦しめる11件もの性的虐待被害申し立て

今は亡きマイケル・ジャクソンについて、改めて幼い少年に対する性的虐待行為があったのではないかという話が蒸し返されている。きっかけとなっているのは、被害を訴える2名の男性の話を元に制作されて先月『サンダンス映画祭』で上映された、映画『Leaving Neverland』。マイケルの遺産を管理する財団はこれに激怒しているが…。
子どものころにネバーランドでマイケルから性的虐待を受けていた ― 『Leaving Neverland』なる映画作品を制作するにあたってダン・リード監督に自信をもってそう証言していたのは、ウェイド・ロブソンおよびジェームズ・セーフチャックの2名で現在ともに30代。別の被害者に関する2005年の裁判では、むしろマイケル側に立ち「性的虐待行為などはなかった」と証言していたはずが、なぜかマイケル死亡で一転し、自分達も被害の申し立てをするという不思議さであった。
そのため「ただ金儲けがしたいだけ。なんと無礼で厚かましい人々なんだ。恐ろしい」と痛烈に批判しているマイケル・ジャクソン遺産管理財団(Estate of Michael Jackson)。しかし作品の差し押さえを請求するなど法的措置には出ていない。それをするにはマイケルが小児性愛者ではなかったと証明する必要があり、最終的に裁判でもめれば墓を掘り返して科学的根拠を…となりかねないのだ。
また、もうひとつ新たな問題が浮上して遺族を苦しめている。米芸能情報サイト『The Blast』は、マイケルによる性的虐待被害を申し立てている男性は現在計11名にものぼり、サンタバーバラ地方検事局は遺体からDNAサンプルを採取することを求めているとの情報を得たとしている。もちろんこれに対してもMJ財団は断固拒否するであろう。
薬物の過剰投与のため、2009年に幼い3名の子を残してたった50歳で他界したマイケル。永遠の眠りについた場所は、多くのハリウッドスターたちが眠るグレンデールの「フォレスト・ローン・セメタリー(Forest Lawn Cemetery)」である。マイケルの遺体は火葬されず、血液を防腐液に入れ替えることによるエンバーミング処理がなされて大霊廟(れいびょう)に埋葬されたと報道されたが、実は彼が愛したネバーランドの梨の木の下に土葬されたのではないかといった情報も出ていた。
参照:『The Blast』Michael Jackson’s Estate Says The Singer’s Body Will NOT Be Exhumed
画像:『 Michael Jackson』Michael Jackson /collectible-gallery
(朝比奈ゆかり/エトセトラ)
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