<洋楽マニア>追悼ジェームズ・イングラム 『Just Once』以外にも聴いて欲しい見事な3曲!

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パティ・オースティンとは生涯の友人だった画像:2014/01/22に公開YouTube『Quincy Jones - Patti Austin & James Ingram - Baby, Come To Me (Live in Korea)』のサムネイル
パティ・オースティンとは生涯の友人だった 画像:2014/01/22に公開YouTube『Quincy Jones – Patti Austin & James Ingram – Baby, Come To Me (Live in Korea)』のサムネイル

あの『愛のコリーダ』が爆発的な大ヒットを記録したのは、プロデューサーのクインシー・ジョーンズが凄腕だから、という理由のほかに、筆者はボーカルがジェームズ・イングラムだったからだと思っています。脳腫瘍との闘いの末、1月29日に66歳にして天に召されたイングラム。抜群の歌唱力と甘いメロディ、そして渋さ ― 筆者も彼の魅力に惚れ込んでいた一人でした。心より哀悼の意を捧げたいと思います。



クインシー・ジョーンズが手がければ必ずブレークする。そんなクインシーが満を持して世に放った1981年のアルバム『The Dude』はあまりにも有名です。その収録曲で全米1位となったデュエット曲『あまねく愛で(Baby, Come To Me)』は、パティー・オースティン&イングラムの秘蔵っ子2名を予想通り大ブレークさせました。

イングラムは1985年、あのUSAフォー・アフリカにも参加しました。YouTubeでその曲を再生すると、彼は6分を過ぎたあたりで登場します。参加者全員の気分がハイライトというなかで素晴らしいボーカルを聴かせ、レイ・チャールズにバトンタッチしています。

ルーサー・ヴァンドロスが他界という悲しいニュースを知った時と、同じような喪失感と悔しさを感じたこのたびのジェームズ・イングラムの死。彼が残した美しい音楽を語る上で、『Just Once』はもうあまりにも有名でしょうからこちらではパスさせてください。筆者なりにあと3曲を選んでみました。

1曲目の『One Hundred Ways』は『Just Once』と曲の雰囲気がとても似ています。プロデューサーがクインシーですから、こちらも彼らしい爽やかなグルーヴ感に満ちています。2曲目の『Baby, Come To Me』は敢えてライブを選んであります。恩師クインシー・ジョーンズがめでたく80歳の誕生日を迎えた際には各地で記念コンサートが開かれましたが、この会場は韓国ソウルの有名な「SKオリンピックハンドボール競技場」です。

そして3曲目の『How Do You Keep The Music Playing』は、やはりパティ&ジェームズのデュエット曲。バート・レイノルズとゴールディー・ホーンが共演した1982年のロマコメ映画『結婚しない族(原題:Best friends)』のテーマ曲でした。レコードセールスはともかく、彼らの他のどの曲よりもさらに甘美なメロディです。

■One Hundred Ways

動画:DavEvans066『YouTube』James Ingram – “One Hundred Ways” / “I Don’t Have The Heart” (1990)

■Baby, Come To Me

動画:Quincy Jones 『YouTube』Patti Austin & James Ingram – Baby, Come To Me (Live in Korea)

■How Do You Keep The Music Playing

動画: Nana MusLover『YouTube』James Ingram & Patti Austin – How Do You Keep The Music Playing



(朝比奈ゆかり/エトセトラ)

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