現代の恐竜こと「コモドドラゴン」共食いやまず インドネシア・コモド島で国立公園1年休業へ

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コモドドラゴンはいずれ人の命を狙う?
コモドドラゴンはいずれ人の命を狙う?

バリ島にも近いインドネシアのコモド島を中心に生息し、オオトカゲの中でも極めて大きいことから「現代の恐竜」とも呼ばれているコモドドラゴン。オスは体長が3m、体重が80kgを超すほど大きくなり、コモド島では無敵の生き物である。ところが…。



コモドドラゴンは非常に貪欲で獰猛。大柄にもかかわらず食欲旺盛で獲物を探して1日に10kmも歩くほどの体力の持ち主だそうだ。噛みつき、引っ掻き、相手に毒を流し込んで殺し、なんとお腹が空けば共食いもする。無敵ではあるが、実は同胞こそが敵という恐ろしい世界を生き抜いている。

そのコモドドラゴンを一目見ようと、大勢の観光客が訪れていたコモド島のコモド国立公園。インドネシアの中でもバリ島と並んで人気のある観光地であったが、コモドドラゴンの生態系を守るという目的で、東ヌサ・トゥンガラ州政府は1年にわたりその国立公園を閉鎖することを計画中だ。

州知事のViktor Bungtilu Laiskodat氏は州都クパンで声明を発表。「コモドドラゴンはコモド島の象徴である。彼らの個体数が減ってきたのは餌となるシカの減少が影響しているから。シカが順調に増えていくよう国立公園をより自然な姿に戻す必要がある。さらにコモドドラゴンは人間をも捕食することから、シカが減ればいずれ人間が犠牲になると考えられる」と述べた。シカばかりかイノシシ、牛、ヤギなども襲って食べるほか、人間もこれまでに数十名が襲われている。

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