「10 year challenge」で判明 痩せ細ったホッキョクグマの姿が切なすぎる!

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地球温暖化の一つの目安となるホッキョクグマの生態
地球温暖化の一つの目安となるホッキョクグマの生態

今、話題になっている「10 year challenge」。だがエイジングによる美貌の衰えや痩せた・太ったという体形の変化だけでなく、地球環境についても比べる人が増えている。ある写真家は“ホッキョクグマの10年前と10年後”という写真をソーシャルメディアに投稿し、その話題はあっという間に世界中にシェアされた。



ふくよかで丸々としているという印象があるホッキョクグマだが、10年前はともかく今の彼らは違う。食べ物も得られずどんどん痩せ細り、文字通り骨と皮だけになっている。また足元や背景にも注目していただきたい。加速する地球温暖化のせいで、10年の間に海に浮かぶ氷がこれほどまでに減少しているのだ。

ホッキョクグマの数は年々減少している
ホッキョクグマの数は年々減少している

狩り、休憩、睡眠、子育てと生活のほとんどを海上の氷の上で行うホッキョクグマ。現在、北極海の19の場所でホッキョクグマの生息が確認されているが、すべての場所で氷が減少している。地球温暖化により春の訪れが早まり、氷が溶け、秋が長引いてなかなか凍てつく冬が来ない ― それはすなわちホッキョクグマの命、暮らしを奪うことを意味する。

ホッキョクグマは主に冬に捕獲するアザラシを餌としているが、アザラシより速く泳ぐことができないため、彼らは氷に穴を掘ってアザラシが顔を出すのを待ち伏せする。そのためにも冬、そして厚い氷は不可欠なものなのだ。

冬が短くなり、氷が減ったことで、獲物を十分に得られないまま春を迎えるホッキョクグマたち。秋までは陸地で体に蓄えた脂肪を少しずつ消化しながら食料なしでも生きていくが、空腹にも限界がある。こうして飢餓が進んだ結果、世界に生息するホッキョクグマは2万5千頭にまで減った。

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