南ア・クルーガー国立公園の道路を仕切るボス・ライオンTOP4 感動の遭遇が話題に

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鼻もたてがみも黒。先頭のライオンは王者の風格
鼻もたてがみも黒。先頭のライオンは王者の風格

年間150万人もの観光客がライオン、ゾウ、サイ、キリン、ワイルドドック、ワイルドキャット、バッファロー、そして何百種類も生息する野鳥との遭遇を楽しみにでかける、南アフリカ共和国の『クルーガー国立公園』。そこで信じられないほど素晴らしい光景に出くわしたという観光客がその動画を公開し、大きな話題を呼んでいる。



南アで車に乗ってゲーム・サファリを楽しむと言えば、「クルーガー国立公園」が何と言っても有名であろう。南北の距離が352kmもある広大な国立公園で、目の前を歩くビッグファイブ(バッファロー、ゾウ、ライオン、ヒョウ、サイ)を一目見てみたい、走るキリンを見てみたい、ライオンがハンティングする姿を是非とも見てみたいと筆者も今必死にプランを練っている。そんななかで1週間ほど前にYouTubeに投稿されたこの動画を発見した。

だだっ広い公園のある道路がすっかり渋滞している理由は、4頭のオスのライオンが悠然と道を歩いているからであった。彼らはここの野生動物界の秩序を守るために組織された“自警団”の「トップ4」のような存在なのだろう。そして先頭を歩くライオンのたてがみが、とても黒いことにも注目してみていただきたい。彼こそが次代のリーダー(たてがみがいまだブロンドである)であろうほかの3頭を率いる、まさに王者のなかの王者なのだ。

たてがみの黒さは、男性ホルモンであるテストテロンという物質が多く分泌されている証拠で、オス同士で争わなくとも、メスは自然とたてがみが黒いライオンに魅かれて優れた子孫を残すというから興味深い。

こういうノロノロ行列の状態が30分も続いたようだが、運転手は誰もクラクション1つ鳴らさない。相手は百獣の王、猛々しいオスライオンなのだ。しびれを切らした車の方がどこかで切り返しをしてUターンするのみ。すぐれた観光地であろうと人間がどんなに手を加えても、そこはやはり野生の猛獣たちが仕切っている世界 ― 誰にもそれを否定させない力強さに満ちた動画である。



動画:Mantimahle Male Lions on Patrol『YouTube』Male Lions Of Kruger Park

画像:『Facebook』Mantimahle Male Lions

(朝比奈ゆかり/エトセトラ)

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