<世界旅紀行>『ザルツブルク』その2 本当に美しい街~市内観光

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ロートアイアンの看板がそれは美しい街、ザルツブルク
ロートアイアンの看板がそれは美しい街、ザルツブルク

~目標は世界遺産・厳選52か所の制覇~

オーストリアのザルツブルクは実に素晴らしい観光地です。映画『サウンド・オブ・ミュージック』の舞台としても有名ですが、美しさは世界一とも呼ばれる湖や中世から残る街並みがあり、かのモーツァルトを生んだ土地でもあります。その1では『サウンド・オブ・ミュージック』の撮影舞台めぐり&ザルツカンマーグートの絶景、ハルシュタット湖水ツアーなどをお伝えしました。その2では市内観光についてとなります。

この旅行で宿泊したのは、ザルツブルク中央駅の斜め前に建つ「ラマダホテル・ザルツブルクシティセンター」です。アメリカで利用して以来ラマダ・チェーンの会員になっていること、ドイツのミュンヘンから鉄道で到着したこと、ツアーに参加するにも旧市街を観光するにも最高のロケーションであることから、迷わずそこを選びました。お値段もリーズナブルでオススメです。

<ザルツブルク市街の歴史地区>

■馬の水飲み場

馬の水飲み場。壁画の手前は池になっています
馬の水飲み場。壁画の手前は池になっています

馬の壁画、馬の彫刻、そして池があります。ここも『サウンド・オブ・ミュージック』のロケ地として観光客を魅了しています。それにしてもすごい岩肌ですね。この左手にはモーツァルトのために建てられた劇場「祝祭小劇場」や、岩盤を利用して舞台が岩に囲まれたオープンエア型の劇場「フェルゼンライトシューレ」が並んでました。

■カラヤンの生家

この表札を確かめてください
この表札を確かめてください

モーツァルトと並ぶ、ザルツブルグが生んだクラシック音楽界の巨匠といえば、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の名指揮者として名を馳せたヘルベルト・フォン・カラヤン氏です。その生家がザルツァハ川にかかるシュターツ橋のすぐ脇にあります。

カカラヤン氏が生まれ育った大きなアパート
カラヤン氏が生まれ育った大きなアパート

若かりし日の指揮をする姿が銅像になっています。

青銅のカラヤン像は意外と小型
青銅のカラヤン像は意外と小型

■ザルツブルク大聖堂

この日はオクトーバーフェストで賑わっていました!
この日はオクトーバーフェストで賑わっていました!

戦争あり、火災での焼失ありで、改修を重ねてやっと1959年に今の姿に整ったそうです。ここの広場は、秋にはオクトーバーフェスト、その後にはクリスマスマーケットが設営されます。筆者が訪ねた時はオクトーバーフェストで大賑わいでした。 
  
■ホーエンザルツブルク城

ミラベル庭園から見たホーエンザルツブルク城
ミラベル庭園から見たホーエンザルツブルク城

お城はもちろんですが、このあたり一帯が1996年に世界遺産「ザルツブルク市街:歴史地区」として登録されました。丘の上に向けてはザルツブルク大聖堂の奥からケーブルカーで登れます。ここから見下ろす街の景色は最高でした。

素晴らしい眺めに人々は溜め息
素晴らしい眺めに人々は溜め息
小さい街ながら、見どころたくさんのザルツブルク
小さい街ながら、見どころたくさんのザルツブルク

■ゲトライデガッセ(Getreidegass)

素敵な商店街
素敵な商店街

東西に約320mのびる商店街です。有名なお土産店やモーツァルトの生家があることから、とても栄えています。それぞれのショップが素晴らしいロートアイアン看板を掲げており、どれも本当に魅力的です。

■モーツァルトの生家

黄色くてひと際目立ちます
黄色くてひと際目立ちます

この建物の4階でモーツァルトは産声を上げたそうです。日本でもおなじみの「SPAR」の看板が痛々しい気もしますが、運営のためにこうなることは仕方がないのでしょうね。

コンビニエンスストアが併設という寂しさです
コンビニエンスストアが併設という寂しさです

使用されたバイオリン、ピアノ、楽譜、家具などが美しく展示されています。

楽譜もそのまま…
楽譜もそのまま…
このピアノを弾き、ここで食事をしていていたのですね!
このピアノを弾き、ここで食事をしていていたのですね!

歩き廻って疲れたので、美味しいカフェ「Cafe Tomaselli(カフェ・トマセッリ)」で一息つくことに。1705年創業のザルツブルク最古の老舗カフェで、グリーンのパラソルが目印です。ケーキとコーヒーをたっぷりと堪能しました。

有名カフェ。ケーキとカフェラテでまったりと
有名カフェ。ケーキとカフェラテでまったりと

ところで、ザルツブルクにも「カフェ・ザッハ」の支店があったのですが、タイミングよくロンドンの仲間がウィーンに出かけ、オペラ座裏の本家「カフェ・ザッハ」に入ったとのこと。写真が送られてきましたのでそちらをどうぞ。クラシカルな店内の雰囲気に感動したと話していました。

ロンドンのスタッフよりカフェ・ザッハ本店の様子
ロンドンのスタッフよりカフェ・ザッハ本店の様子

本場のザッハトルテは本当に美味しかったそうです。でも同時に日本のザッハトルテのレベルの高さを感じたのだとか。決してカフェ・ザッハに負けていないというのです。チョコレート選びに日本のパティシエは妥協しないからでしょうね。

街のいたる所にモーツァルト関連のお土産屋さんがあります。主力商品はチョコレートのようです。

モーツァルトのお土産店は大人気です
モーツァルトのお土産店は大人気です

ところでヨーロッパではこういう大道芸人さんにあちこちで出会います。そのテクの高さには驚くばかり。瞬きも呼吸も感じさせない、実に静止画像のような人々です。幼い子どもが突っついたりするのをまれに見かけますが、真剣な稼業なので大人は慎みたいものです。中国人団体旅行客の男性が、仲間の笑いを取ろうとして彼をからかって去って行きましたが、その様子を眺めるヨーロッパ人の視線の冷やかなこと。アジア人として本当に恥ずかしい思いでいっぱいになりました。

感動してくれたら、お金をちょっと…ね!
感動してくれたら、お金をちょっと…ね!

素晴らしかったザルツブルク。名残惜しさでいっぱいになり、次はコンサートを必ず聴きにこようと誓いを立てました。続いての行程はザルツブルク中央駅からMeridianといいう私鉄線でミュンヘンオスト(東)駅まで1時間ほど。そこで乗り換えてミュンヘン国際空港ターミナル2を目指すはずが、それは情けないことに…。海外の旅において下調べはかなり綿密な方だと自負していた筆者ですが、思わぬところでミスを犯し、これが原因で2つのトラブルに巻き込まれました。

■ミュンヘンオスト(東)駅を見逃す=降りそこなう

ドイツやザルツブルクでは、どのような列車・電車でもドイツ語と英語で車内アナウンスがなされるため、筆者は英語で「ムンチェン・イースト(オスト)・ステーション」などとアナウンスされるものとばかり思っていたのです。ところがまったくそういう英語が聞こえてこないうちに1駅乗り越してしまいました。ただでさえその電車はザルツブルクを出発する時点で1時間もの遅れが発生していたのです。次の駅からミュンヘン東駅に戻り、ミュンヘン空港に向かう電車に乗り換えましたが、空港のチェックインカウンターがクローズするまであとわずか。すぐに空港に電話してルフトハンザ航空のカウンターにつないでもらい、Meridian鉄道で遅延が発生した事情も話し、何とか待ってもらうことにしました。

ちなみに、この話をあちこちで話したところ「ミュンヘンオスト(東)駅を聞き逃して乗り越したことがあるよ」という友人がおりました。皆さまもどうかお気をつけ下さい!

■空港カウンターに荷物を預けてしまった

ミュンヘン国際空港はそれは混んでいました。なにしろオクトーバーフェストですから。そして、ルフトハンザ航空カウンターのお姉さんは、「今から預かるんではちゃんと着くかどうかわからないわよ? いいのね?」と言うのですが、スーツケースにはワインが数本入っていて、それを機内に持ち込むことが出来ないこともあり、お願いしてしまいました。そしてデュッセルドルフ乗継で成田空港へ。イヤな予感は的中し、成田にスーツケースは届きませんでした。

それでも幸いだったのは、そのフライトが全日空との共同運航便でバゲージクレームもANAさんが責任をもって対処してくれたことです。なんと筆者の元に届くまでかかった時間は10日間。「ミュンヘン空港はこの時期オクトーバーフェストで大混雑なんです。目的地と異なる空港に誤って運ばれるスーツケースもたくさんあるので、2週間くらいは見てみてください。こちらも必死で探しますので」とのこと。もはや諦めていたところ、スーツケースが自宅に配送されてきました。デュッセルドルフ空港止まりという扱いでそちらに置き去りになっていたそうで、鍵が完全に壊されていたため同じような値段の新しいスーツケースに無償で交換してくれました! ANAの皆さま、お忙しいなかを本当にありがとうございました。

■本記事の画像著作権はエトセトラ・ジャパンにあります。画像を使用されたい場合はお問い合わせください。

★インスタグラム始めました!@etcetera_japan

(朝比奈ゆかり/エトセトラ)

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