魚料理の匂いを嗅いだだけでアナフィラキシーショック NYで11歳少年が死亡

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魚料理の匂いを嗅いだだけでアナフィラキシーショックを起こし、11歳の少年が死亡(画像はイメージです)
魚料理の匂いを嗅いだだけでアナフィラキシーショックを起こし、11歳の少年が死亡(画像はイメージです)

何かの食品にひどいアレルギーを持つ子供とその保護者は、不測のアナフィラキシーショックを避けるため、日常的に食品のある場所では敏感にならざるを得ない。同じ容器に入っていた、同じまな板と包丁で調理された、ほんのひと口くらいが許されないことを万人が理解しなければなるまい。このほど米ニューヨークで…。



『Fox News』が伝えたところによれば、ニューヨーク市のブルックリン区で1日、キャメロン・ジャン・ポールくんという11歳の少年が、調理された魚の匂いを嗅いだだけでアナフィラキシーショックを起こし、治療の甲斐なく死亡したという。

魚を調理していたのは家族で、その匂いを嗅いだ後にキャメロンくんは意識を失いブルックデール大学メディカルセンターに搬送されたが、ひどいアナフィラキシーショックを起こしており、帰らぬ人となってしまった。どのような種類の魚を調理していたかを含め、ニューヨーク市の保健当局が現在キャメロンくんの詳しい死因について調査を行なっているという。

最初にこのニュースを伝えた『New York Daily News』は、学術誌『Clinical and Molecular Allergy』に寄せられた2009年の論文を引用し、特定の食品にアレルギーを持っているとたとえ匂いを嗅いだだけでも影響を受ける可能性があるしている。また、米国アレルギーぜんそく免疫学会(The American College of Allergy, Asthma & Immunology)は、調理することでアレルゲンとなる魚のたんぱく質を含んだ湿気が空気中に放出されることを知っておく必要があると警告している。



少し前には、英・大手玩具メーカー「WOW Toys」社CEOの15歳の令嬢が仏ニースに家族旅行に出かけた際、空港の売店でバケットサンドを購入し、それに微量のゴマが含まれていたことからフライト中の機内でアナフィラキシーショックを起こした。父親が万が一のため持っていたエピペン(EpiPen)が2回分使用されたが、搬送先の病院で死亡が確認されたという。

ここから先は日本におけるアレルゲン表示の話になる。加工食品の製造にあたるメーカーのHPを見ると必ず示されているもので、「表示が義務付けられた特定原材料」「表示が推奨されている原材料」の2種類に分けられている。前者は【卵、乳成分、小麦、そば、落花生、えび、かに】、後者は【あわび、いか、いくら、オレンジ、キウイフルーツ、 牛肉、くるみ、さけ、さば、大豆、鶏肉、バナナ、 豚肉、まつたけ、もも、やまいも、りんご、ゼラチン、 カシューナッツ、ごま】とある。非常に幅広い食品がアレルゲンとなることを忘れてはならない私たちである。



参照および画像引用:『FOX NEWS』New York boy dies after smell of cooking fish caused possible allergic reaction: report

(朝比奈ゆかり/エトセトラ)

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